【テヘラン共同】イランの最高指導者ハメネイ師は5日、首都テヘランの最高指導者事務所で開かれたイスラム教シーア派最大の行事「アシュラ」に出席した。同事務所が映像を公開した。6月13日のイスラエルによる攻撃後、公の場に姿を現すのは初めて。欧米メディアなどでは、暗殺を恐れて潜伏中との観測が広がっていた。
映像の中で、ハメネイ氏は、同事務所に招かれた人たちが「私たちはあなたのために死ぬ準備ができている」と叫ぶ中、手を挙げて応えていた。
アシュラは、シーア派3代目イマーム(指導者)フセインが680年に現在のイラク中部カルバラで惨殺された非業の死を嘆く行事。