S&P500は史上最高値…こうした高値圏で避けるべき3つの投資ミス(海外)


2025年上半期は、関税に関する不透明な状況、地政学的な混乱、そして対立を生んだ税制案などに特徴づけられるものとなったが、主要な株価指数は、再び史上最高値付近に戻っている。

ここからが難しいところだ。自分の株式資産を守るために、適切な判断を下すことが求められていくからである。

言うは易し、行うは難し。市場が上昇に向かう道が開けたと考えることはできる。しかし、2025年の市場に対して重しとなっていた3つの要因はまだ解消されていない。そのため、慎重な行動が求められるだろう。

以下で、投資家が今後避けるべき 3 つのよくある間違いについて説明する。

1. ディップを待って購入しない

「そのディップは来ないかもしれないし、もし来たとしても、今よりもさらに高い位置から来るかもしれない」と、ベルウェザー・ウェルス(Bellwether Wealth)の社長兼最高投資責任者、クラーク・ベリン(Clark Bellin)はBusiness Insiderに語った。

過去最高値は珍しい出来事ではなく、過去10年だけでも100回以上発生している。またこれらは多くの場合、さらに強い上昇を引き起こすことも多い。長期投資家にとって、いつ投資を始めても、その後のパフォーマンスには大きな差が出にくいのだ。

RBCグローバル・アセット・マネジメント(RBC Global Asset Management)の分析によると、1950年以降、S&P 500は過去の最高値から10%以上下回って10年間を終えたことは一度もないという。

株式市場の高いバリュエーションに懸念を抱く投資家がいるかもしれないが、それは必ずしも悪いことではない。価格が高い株でも、強力なファンダメンタルズや競争優位性を持っており、それが魅力的な投資の機会を提供することもあるからだ。

現時点で、S&P 500の利益修正は好ましい上昇傾向を示しており、株式市場の上昇は強固なファンダメンタルズに支えられていることを示唆している。

「完璧なディップやタイミングを待っていると、永遠に待ち続けることになるかもしれない」とベリン(Bellin)は話している。



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