7月4日、タレントの遠野なぎこさんの自宅で身元不明の遺体が発見されました。発生から4日が経過しましたが、現在も事態の進展は見られず、遺体の身元確認が慎重に進められています。特に、遠野さんが深く愛していたとされる愛猫「愁くん」の安否が懸念されていました。
身元不明の遺体と途絶えた連絡
現在、遠野さん本人とは連絡が取れておらず、警察は遺体の身元確認を慎重に進めています。遺体の腐敗が進んでいるため、確認には時間を要する見込みです。遠野さんが日々更新していたブログやInstagramもストップしており、SNS上では多くの人が遠野さんの安否を心配する声が上がっています。
タレント遠野なぎこさん(提供:本人Instagram)
愛猫「愁くん」の安否を巡る動き
なかでも、遠野さんの愛猫として知られるラグドールの「愁くん」の安否には、特に強い関心が寄せられていました。連日の猛暑が続く中、部屋に取り残されている可能性が指摘されていたためです。遠野さんの友人である作家の吉川ばんび氏は、7月5日に自身のX(旧Twitter)で、「去年、遠野さんとは『もし私の身に何かあれば愁くんを引き取ってほしい』とお約束をしており、現在、愁くんの所在について情報を探しております」と投稿し、愁くんの行方を案じていることを明かしました。
「愁くん」無事保護の報
そんな中、7月7日に配信された『NEWSポストセブン』の記事で、愁くんが無事であると報じられました。警察が部屋に立ち入った際に愁くんは生きており、警戒心と恐怖心を抱いている様子だったという関係者の談話が伝えられています。これを受けて、吉川氏もXを更新し、「ご報告です。あまり詳細についてはお伝えができないのですが、愁くんは無事に保護されており、元気とのことです。ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます」と、愁くんの保護と無事を正式に報告しました。この知らせに、安堵の声が広がっています。
愛猫家・遠野なぎこと残る謎
愁くんが無事だったことは喜ばしいニュースですが、遠野さんの自宅で起きた出来事には、いまだ多くの謎が残されています。遠野さんは大の猫好きとして知られ、過去に飼っていた猫を亡くした際には深く落ち込んだ経験があります。愁くんを迎え入れる際にも葛藤があったものの、当時のブログには「愁くんを迎える決断をして。再びママになる決断をして。漸く心が解放された。深い深い溜息がつけた。ここから、生き直すね。もう、自分だけの人生じゃなくなったから。雑に生きる事は許されない」と、愁くんへの強い思いと生きていく決意を綴っていました。摂食障害や心身の不調を抱えながらも、「愁くんのママだから」と前向きな姿勢を発信し続けてきた遠野さんが、愁くんを危険に晒すような状況を放置したとは考えにくいという指摘もあります。
遠野なぎこさんの自宅で発見された身元不明遺体の捜査は続いていますが、愛猫「愁くん」が無事保護されたことは、多くの関係者やファンにとって一条の光となりました。しかし、事件の真相と、遠野さんの現在の状況については、引き続き警察による捜査の進展が待たれます。
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