遠野なぎこ、自宅から遺体発見で連絡取れず ファンから心配の声、『未成年』での演技に再注目

女優の遠野なぎこさんの自宅から女性の遺体が見つかり、本人との連絡が取れない状態が続いている。SNSの更新も6月27日以降停止しており、コメント欄にはファンからの心配の声が多数書き込まれている。現在の安否が案じられる状況だ。

「X(旧Twitter)上では、遠野さんのこれまでの女優・タレントとしての活躍を振り返る投稿が多く見られます。特に、遠野さんがヒロインを務めた1999年のNHK朝の連続テレビ小説『すずらん』に関する思い出を語るファンも多いですが、それ以上に注目を集めているのは1995年に放送されたある“名作ドラマ”です」(芸能記者)

Xの投稿からは、
《遠野なぎこ、『未成年』のドラマの時に知ったけど可愛かったな》
《遠野なぎこさんを初めて見たのが『未成年』だった世代です。あのときの演技の衝撃とリアルさ、今でも心に残ってます》
《未成年で初めて見たとき怪しく魅力的な人だった》
といった声が確認できる。

遠野なぎこ 本人Instagramより 近影遠野なぎこ 本人Instagramより 近影

“名作ドラマ”『未成年』での衝撃的な役柄

ドラマ『未成年』(TBS系)は、高校生世代の少年少女たちを中心とした群像劇として知られている。主演はいしだ壱成さんで、エリート一家の落ちこぼれである戸川博人(ヒロ)を演じた。この作品で、遠野なぎこさんはヒロに思いを寄せる同級生、安西加代子(カーコ)を演じている。

遠野なぎこが演じた安西加代子(カーコ)

カーコは、男にだらしない母親を抱え、ファーストフード店でアルバイトをしながら家計を支える少女だ。その一方で、女子大生と偽って売春に手を出すなど、心に深い闇を抱える複雑なキャラクターでした。エンタメ誌ライターは「このキャラクター設定は、実母との確執を抱えていた遠野さん自身の現実とも重なる部分があった」と語る。

『未成年』の脚本は、社会的なタブーやセンセーショナルなテーマを描くことで知られる人気作家、野島伸司氏が手がけている。いじめや禁断の愛など、野島作品特有のテーマが随所に盛り込まれていた。同作には、アイドル時代の浜崎あゆみさんも田畑瞳役で出演しており、家庭教師との子供を身ごもってしまうお嬢様という役柄を演じている。

『未成年』での演技が与えた影響

遠野さんの『未成年』での演技に対しては、X上で「彼女の演技は一生忘れないと思うが、それがあったが故に苦しんだ可能性もあるやと思うとなかなかいたたまれない」といった指摘も見られる。

特に作中で印象的なのは、カーコがヒロを誘惑し、欲望を抑えきれなくなったヒロに押し倒されるという場面です。芸能ジャーナリストによると、「これが遠野さんにとって、プライベートを含めた“ファーストキス”だったそうです。今の時代ほど、ラブシーンに対する繊細な配慮があったわけではないでしょうし、遠野さんがこのシーンで非常に大きな精神的な負担を負った可能性は高いでしょう」と語られている。

現在、遠野なぎこさん本人の安否が不明な状況が続いており、多くのファンが心配の声を上げている。過去の出演作、特にドラマ『未成年』での壮絶な役柄とその演技が、今回の状況に関連しているのではないかという憶測も一部で出ているが、まずは本人の無事を祈るばかりだ。

Source link