女優でタレントの遠野なぎこさん(45)の自宅マンションから、身元不明の遺体が発見された衝撃的なニュースが報じられたのは、7月3日のことでした。日頃から活発に更新されていた彼女のSNS投稿は、6月下旬を最後に止まっており、ファンや関係者の間で心配が広がっていました。警察は発見された遺体の身元特定を急いでいますが、現時点ではまだ公式な発表はありません。この出来事を受け、遠野さんの愛猫である「愁くん」の安否にも大きな注目が集まっています。
遺体発見時の緊迫した状況
遺体が発見された7月3日の夕方、遠野さんのマンション前には救急車、パトカー、消防車が集結し、救護隊員らが慌ただしく出入りする様子が目撃されました。この事態について、民放キー局の社会部記者は次のように語っています。「部屋を訪れたヘルパーさんが、遠野さん本人と連絡が取れないことを不審に思い、マンションの管理会社に連絡したのがきっかけです。その後、ドアを開けてもらったところ、部屋の中で遺体が見つかりました」。遺体は発見時、死後数日が経過し腐敗が進んでいたとみられていますが、警察は現段階で事件性は低いと判断し、詳しい捜査を進めています。
愛猫「愁くん」の無事が確認されるまで
遺体発見の報道以降、遠野さんのファンコミュニティでは、長年彼女に寄り添ってきた愛猫・愁くんの安否を心配する声が数多く寄せられました。遠野さんを過去に取材した経験のあるライター、吉川ばんび氏も7月5日、自身のX(旧Twitter)アカウントで「愁くんの所在について、ご存知の方おられませんか」と情報を求める投稿を行い、その懸念の大きさがうかがえました。こうした状況の中、7月7日になって、『女性セブンプラス』が関係者の証言として、愁くんの無事を報じました。
遠野なぎこさんと愛猫の愁くん。自宅で遺体発見、猫の安否が懸念された
関係者によると、「警察が部屋に立ち入った際、猫は部屋の中で生存していました」とのことです。しかし、数日間にわたり部屋から出られなかったこと、そして警察や救急隊員が突然部屋に入ってきたことに対し、愁くんは強い警戒心と恐怖心を抱いていた様子だったといいます。
愁くんが過ごした自宅環境と遠野さんの生活習慣
遠野さんが居住していたのは、東京都豊島区にあるマンションの一室です。遠野さんを知る別のライターは、彼女の自宅での生活について語ります。「遠野さんは日頃からブログで、自宅リビングでくつろぐ愁くんの写真をよく投稿していました。リビングには大きな窓があり、愁くんのために日中はカーテンを開けて、日光を取り入れるようにしていたそうです」。
彼女の寝室はリビングの奥にありましたが、不眠症や過去のトラウマから、ここ数年は「ソファでしか眠れない」とブログで明かしており、毎晩リビングのソファで寝ていたといいます。また、遠野さんは夏場でもヒートテックを着用するほどの寒がりだったため、「部屋で熱中症にならないか」と心配する声も聞かれていました。部屋に残された愁くんは、「現場に臨場した警官に対し威嚇するような素振りも見せ、なかなか部屋から出てこなかった」とも前出の関係者は証言しています。
まとめ
遠野なぎこさんの自宅マンションで発生した身元不明遺体発見という痛ましい出来事。警察による遺体の身元特定と詳しい死因の捜査が続けられています。当初安否が心配された愛猫の愁くんは無事であることが確認されましたが、発見時の精神的な影響は無視できません。今回の件は、突然の出来事がペットにもたらす影響や、独居高齢者・著名人の孤独死の可能性など、様々な社会的な側面を改めて浮き彫りにしています。
参考:
- Yahoo!ニュース掲載の「NEWSポストセブン」記事
- 関係者への取材