朝ドラ「あんぱん」第74話に戸田恵子が登場、「ガード下の女王」薪鉄子演じる

2025年7月10日に放送されたNHK連続テレビ小説「あんぱん」第74話では、新たな重要人物が登場し、視聴者の間で大きな話題となっています。特に、ベテラン俳優の戸田恵子さんが演じるその人物に注目が集まっており、その背景にある国民的アニメとの繋がりも話題を呼んでいます。本記事では、第74話の展開と、初登場した人物に焦点を当てて詳しくご紹介します。

連続テレビ小説「あんぱん」とは?

連続テレビ小説の第112作目となる「あんぱん」は、童話作家・漫画家として知られるやなせたかし氏と、その妻・小松暢氏をモデルにした物語です。まだ何者でもなかった二人が、あらゆる荒波を乗り越え、後に「アンパンマン」として多くの人々に愛される作品を生み出すまでの人生を描いた、愛と勇気の物語。主人公・若松のぶを今田美桜さん、のぶの夫となる柳井嵩を北村匠海さんが演じています。

のぶたちの東京行きと新キャラクター

「月刊くじら」次号の特集で、のぶ(今田美桜)と幼なじみの嵩(北村匠海)は東京へ出張することに。東京で活躍する高知出身の代議士を取材するためです。出張前日、編集部内で取材対象者の資料を確認していたのぶは、同僚の岩清水(倉悠貴さん)から「ガード下の女王」と呼ばれる婦人代議士、薪鉄子(まき てつこ)について聞かされます。薪は戦災孤児や身売りされそうになった未亡人など、戦争で全てを失った弱い立場の人々を助ける活動に尽力しており、そうした人々が集まるガード下が彼女の活動の場であることから、その異名で呼ばれるようになったといいます。薪鉄子の話を聞いたのぶは、「こんな女性がおったらあて…」と感嘆し、「もし会えたら、お聞きしてみたいことがようけあります」と、彼女への強い関心を示しました。

あんぱん第74話より、若松のぶ役の今田美桜、柳井嵩役の北村匠海ら出演者たちあんぱん第74話より、若松のぶ役の今田美桜、柳井嵩役の北村匠海ら出演者たち

戸田恵子演じる薪鉄子、「アンパンマン」声優と重なる役割

この重要な役どころ、薪鉄子を演じるのは、国民的アニメ「それいけ!アンパンマン」で長年主人公アンパンマンの声優を務める戸田恵子さんです。第74話の初登場シーンでは、岩清水が薪について説明している際に、ガード下で浮浪児に優しく毛布をかける薪の後ろ姿と足元のみが映し出されましたが、セリフがなくともその存在感は明らかでした。「アンパンマン」の生みの親の物語である本作に、アンパンマンの声優である戸田恵子さんが物語に登場することへの期待は高く、SNSでは「ついにきたー!」「オープニングの名前を見ただけで感動した」「足元だけだったけど、存在感がすごい」「困っている人を助ける姿が、まさにアンパンマンそのもの」「歩いているだけでかっこよすぎる」「本格的な登場が明日から楽しみ」といった歓喜の声が多数寄せられています。戸田さんが演じる薪鉄子が、今後物語にどう関わるか注目が集まっています。

視聴者からの注目と期待

戸田恵子さんの初登場シーンに対して、SNS上では瞬く間に喜びと期待の声が多数寄せられています。特に、「アンパンマン」の声優と、ドラマで演じる「弱い人々を助ける代議士」という役柄が重なることに触れ、「まさにアンパンマンそのもの」といった声が多く見られました。物語の鍵を握るであろう薪鉄子が、今後どのように描かれていくのか、視聴者の間で大きな期待が寄せられています。

第74話で登場した戸田恵子さん演じる薪鉄子は、「あんぱん」の物語において重要な鍵を握る人物となりそうです。戦争で苦しむ弱い立場の人々を分け隔てなく救済する彼女の姿は、やなせたかし氏と小松暢氏が追い求めた「逆転しない正義」というテーマにも深く関わってくる可能性があります。また、「アンパンマン」の声優である戸田さんのキャスティングは、ドラマと原作アニメの繋がりを改めて感じさせ、視聴者に大きな感動と期待を与えました。今後、のぶたちが東京で薪鉄子とどのように出会い、どのような物語が展開されるのか、目が離せません。

情報:NHK, modelpress