ニュースサイト「ウクライナ・プラウダ」などによると、ウクライナの情報機関「保安局」(SBU)の大佐が10日、首都キーウで銃を持った男に複数回撃たれて死亡した。男は徒歩で逃走し、治安当局が行方を追っている。
米紙ニューヨーク・タイムズは、大佐が所属するチームは、ウクライナ軍が昨年8月、露西部クルスク州に越境攻撃を仕掛けた作戦で重要な役割を果たしたと報じた。SBUは、ウクライナが露国内各地の空軍基地を無人機で攻撃し、爆撃機などを損傷させた「クモの巣」作戦を行うなど破壊工作に従事している。
大佐の殺害にロシアが関与したかどうかは不明だが、ロシアのSNSでは事件を歓迎する書き込みが相次いでいる。