遠野なぎこさん、自宅近くでの遺体発見から1週間 安否不明の現状と過去の苦悩

女優・遠野なぎこさん(45)の安否が懸念されています。自宅マンションから身元不明の遺体が発見されてから1週間が経過しましたが、現在も遠野さん本人との連絡が取れていない状況です。警察による捜査では事件性は確認されていないものの、遺体の鑑定結果もまだ公表されておらず、遠野さんの安否を心配する声は日増しに高まっています。

衝撃を与えた遺体発見と安否不明

遠野なぎこさんの自宅マンション(東京都豊島区)から身元不明の遺体が発見されたのは7月3日のことでした。翌4日にこのニュースが報じられると、関係者の間に衝撃が走りました。警察は遺体の身元特定や死亡の経緯について捜査を進めていますが、現時点で事件性はないとの見方が示されています。しかし、遠野さん自身との連絡が途絶えている状況が続いており、その動向が注目されています。

活動の変化と途絶えたSNS更新

近年、遠野なぎこさんの身辺には変化がありました。2024年9月に所属していた芸能事務所との契約を終了した後、「株式会社楽久縁」と業務提携して活動を続けていましたが、今年1月末をもってその提携も解消し、以降は完全にフリーランスとして活動していました。

遠野なぎこさんの公式ブログより、近影とみられる写真 (安否不明続く遠野なぎこさんの現状報じる)遠野なぎこさんの公式ブログより、近影とみられる写真 (安否不明続く遠野なぎこさんの現状報じる)

遠野さんは、ほぼ毎日更新していた自身のインスタグラムやブログの投稿が6月27日を最後に途絶えています。最後に投稿されたのは、鶏肉の照り焼きを調理する動画でした。この投稿の前日である6月26日には、自身がうつ病と診断されたことや、訪問看護を利用することを公表していました。さらに、6月23日には「ショッキングな出来事」があったとして、動揺した様子を綴っています。

プロデューサー逮捕の衝撃と芸能界への言及

6月23日の投稿で遠野さんが言及した「ショッキングな出来事」とは、かつて出演していたバラエティ番組『アウト×デラックス』(フジテレビ系、2022年3月レギュラー放送終了)を立ち上げたプロデューサーの鈴木善貴容疑者(44)が、オンラインカジノ利用による常習賭博の疑いで逮捕されたことだったようです。

番組で「アウト軍団」の一員として大胆な発言で人気を集めていた遠野さんは、鈴木容疑者の逮捕を受けて、かつての共演者とこの件について語り合っていたといいます。

友人・小原ブラス氏が語る「最後の会話」

タレントの小原ブラス氏(33)は、7月9日のYouTubeライブ配信で、安否不明となっている遠野さんについて語りました。小原氏は遠野さんと「けっこう仲良くさせてもらってた」と述べ、遠野さんがインスタグラムでフォローしている数少ないうちの一人であり、「ことあるごとによくLINEしたり、お話ししたり、ご飯に行ったり」と日頃から連絡を取り合っていた関係だったことを明かしました。

しかし、遠野さんに関するショッキングな報道が出て以降は、「連絡とれない」状況にあるといいます。小原氏が遠野さんと最後に話したのは6月末で、その際の話題が鈴木容疑者の逮捕についてだったそうです。当時の遠野さんの様子について、小原氏は「すごいビックリしてて。(鈴木容疑者と)仲良くしてらっしゃったというのもあって」と振り返りました。そして、遠野さんから「『うちらは“アウト軍団”として出てたけども、うちらは社会に迷惑かけないでおこうね』ってことを言って、最後終わったんですよ」という言葉があったことを明かしました。

小原氏は、この「社会に迷惑をかけないでおこうね」という言葉に「引っかかった」と告白しました。その理由として、自身の考えとして「社会に迷惑なんてみんなかけるじゃん」と思っており、「かけないでおこう」という思想でいたくないからだと述べましたが、遠野さんとは深く議論することなく「軽く終わっちゃった」といいます。「いま思うと、もしかしたら何かのサインやったんか」とも語り、安否不明の遠野さんに何があったのかは分からないものの、「あの時に話すこと変わっとったら、なんか違ったんかなとか色々考えちゃって」と悩んだ心境を明かしました。

関係者が明かす素顔と深まる孤立の懸念

「社会に迷惑をかけない」と盟友に誓っていたという遠野さんですが、その一方で彼女の素顔を知る関係者からは別の側面も指摘されています。

芸能関係者によると、「バラエティ番組では歯に衣着せぬ発言がクローズアップされることが多い遠野さんですが、人一倍思いやり深い性格の持ち主でも知られています」とのこと。小原ブラス氏の祖父母が亡くなった際にも、涙を流しながら楽屋を訪れ、「ちゃんと悲しいときは悲しんでね」と声をかけたというエピソードも明かされています。

しかし、遠野さんは訪問看護の契約をした6月27日のインスタグラムの投稿で、「私は人に頼る事がとても苦手で人を信じる事が下手くそで人に迷惑をかける事が嫌で嫌で仕方ない人間」だと自身の内面を吐露していました。

遠野さんは芸能事務所を退所する前から、激しい体重減少やSNSでの感情の起伏が激しい投稿が続き、ファンや関係者から心配の声が寄せられていました。20歳の頃に家族全員と縁を切ったことを明かした過去や、恋愛には積極的だったものの3度の結婚がいずれも短期間で終わっていることなど、その人生には様々な葛藤が見え隠れします。フリーとして新たなスタートを切ったばかりでしたが、もしかすると「孤立」と隣り合わせの生活を送っていたのかもしれません。こうした彼女の状況を、知人たちも陰ながら心配していたといいます。

遠野なぎこさんの安否に関する情報は依然として限られていますが、関係者の証言からは、公のイメージとは異なる繊細な人柄や、過去からの苦悩、そして現在の孤立の可能性が浮かび上がってきます。一刻も早い無事の確認が待たれます。

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