【07月14日 KOREA WAVE】「先生がキムパプ(韓国式のり巻き)を買う時、うちの子の分も一緒に買って渡してやってください」――。韓国の小学校教師が体験学習の日に保護者から受けたこんな要求がSNSで共有され、非難の声が上がっている。
あるSNSユーザーが、最近紹介された「保護者による教権侵害事例集」の一節を共有した。そこには、体験学習の際に昼食は各自で準備するよう伝えたところ、保護者から上記のような依頼をされたという記述があった。「秘書扱い」された教師は衝撃を受けたという。
このSNSユーザーは「先生は保護者の下請け業者ではない。食事の世話、服の準備、体験学習の付き添い、今度は弁当代行か」と憤り、「今は子どもより親を相手にする方が疲れる」と嘆いた。
この投稿に多くのネットユーザーが共感の声を寄せた。あるユーザーは「弁当を作ってくれと頼んだ親もいた。断ったら『先生は子どもを愛する心がないんですね』と言い、校長室の電話番号を尋ねたらしい」と語った。
また、現役の小学校教師は「自分で弁当を準備できないのでどうしたらいいかと聞いてくる親は実際に多い。私は『自分も準備していないので、子どもの分を買うのは難しいです』と答えている」と自分なりの防御策を明かした。
このほか「昔は親が先生のキムパプまで用意したものだ。みんなが持ってくるので禁止されたこともある。それもいい文化とは言えないが、現状はひどすぎる」という反応もあった。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News
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