週明け15日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続伸し、前週末比157・62ドル高の2万5763・16ドルで取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)が社債購入を通じた企業の資金繰り支援策の開始を発表したことが好感され、買いが優勢となった。
朝方は新型コロナウイルス感染症流行の第2波への懸念から売りが先行し、前週末からの下げ幅が700ドルを超える場面もあった。米経済回復の行方をにらんで不安定な値動きが続きそうだ。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は137・21ポイント高の9726・02。
銘柄別では、金融・旅行のアメリカン・エキスプレスや化学・事務用品の3M(スリーエム)が買われた。医薬品のメルクは下げが目立った。(共同)