「アフガニスタンの偉大な友人」-。福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表の医師、中村哲医師が銃撃され死亡したことを受け、アフガンの首都カブールでは市民から悲しむ声が上がった。ツイッターには中村さんの貢献に感謝するメッセージがあふれ、事件を非難する投稿も目立った。
カブールで中村医師を知る人は多く、30代の男性、ムシュタク・ラヒムさんは「中村さんは不毛な土地を耕作可能な土地に生まれ変わらせた。アフガンのために尽力してくれたのに殺害され、私の良心は泣いている」と悲しんだ。
事件を伝えるニュースを転載する投稿も多く、自分のプロフィル写真を中村さんの写真にしたり、日本語で投稿したりする人も。「今日はアフガニスタンの暗黒の日」「なんと悲劇的な日なんだ」と記し、事件を強く批判していた。(共同)