【ニューデリーAFP時事】世界最高齢の長距離走者とされるインド出身のファウジャ・シンさんが14日、同国北部パンジャブ州で事故死した。
関係者が15日にX(旧ツイッター)で明らかにした。出生証明書はないものの英国籍を持ち、家族によれば1911年4月1日生まれの114歳だった。
関係者によると、シンさんは住んでいた村で、道を渡っていたところを車にはねられた。健康の秘訣(ひけつ)は日課の散歩と食習慣だったという。
シンさんは89歳の時、マラソンのテレビ中継を見て長距離走に目覚め、100歳までフルマラソンを走った。「ターバン・トルネード」の愛称で親しまれ、2004年アテネ五輪、12年ロンドン五輪では聖火リレーのランナーを務めた。