元衆議院議員の山尾志桜里氏がJR代々木駅前で街頭演説を行い、日本の安全保障と皇室の安定という喫緊の国家課題に対し、自身の明確な見解を表明しました。
東京都渋谷区のJR代々木駅前で街頭演説を行う無所属の山尾志桜里氏。聴衆に向けて日本の防衛と皇室問題について力説している様子。
ウクライナ戦争から学ぶ「自主防衛」の覚悟
山尾氏は、ウクライナ戦争の現状に触れ、「自分の国は自分で守る」という自主防衛の重要性を強調しました。その上で、自主防衛の意思と能力を持たない国は、他国からの支援を得られにくい厳しい時代になったと指摘。「人ごとではない」と日本への警鐘を鳴らしました。
日本の憲法に自衛隊が明記されていない現状に疑問を呈し、特にトランプ前大統領のような指導者が今後も現れる可能性がある米国が、必ずしも日本を守ってくれるとは限らない時代において、いかにして国防を担っていくのかを問いかけました。山尾氏は、日本が自主防衛の覚悟と能力を有することを憲法で世界に示し、同時に国内での合意形成を図ることの必要性を強く訴えました。また、自民党が憲法改正を公約に掲げながら、これまで実現に至っていない点にも言及しました。
皇室の安定に向けた「女性天皇」容認の提言
日本の土台を支える皇室の現状についても言及し、男系天皇のみを認める現行制度が皇室の先細りを招いていると指摘しました。皇室を安定させるためには、女性の天皇を認めることが不可欠であると主張。
これまで皇室に嫁いだ女性たちが、男の子を産むという計り知れないプレッシャーに耐え続けてきた歴史があることに触れ、私たち国民がその制度を変えることで、女性たちが直面してきた苦しみを終わらせることができると訴えました。
東京選挙区の立候補者一覧
なお、東京選挙区には以下の32氏が立候補しています(順不同)。
吉良佳子(共産)、山本譲司(れいわ)、吉永藍(無所属)、土居賢真(無所属)、藤川広明(諸派)、西美友加(社民)、小坂英二(保守)、さや(参政)、峰島侑也(諸派)、武見敬三(自民)、奥村政佳(立民)、牛田茉友(国民)、酒井智浩(みんな)、福村康広(諸派)、桑島康文(諸派)、渋谷莉孔(諸派)、奥村祥大(国民)、吉田綾(諸派)、鈴木大地(自民)、塩村文夏(立民)、吉沢恵理(無所属)、市川たけしま(諸派)、川村雄大(公明)、音喜多駿(維新)、平野雨龍(無所属)、山尾志桜里(無所属)、千葉均(諸派)、増田昇(無所属)、辻健太郎(諸派)、早川幹夫(諸派)、石丸幸人(諸派)、高橋健司(無所属)。
山尾氏は、ウクライナ情勢や皇室の現状に強い危機感を抱き、日本の主権と未来のために憲法における国防の明確化と、時代の変化に対応した皇室の安定化が不可欠であると改めて訴えました。