人気の牛丼チェーン「すき家」において、テイクアウト商品に異物が混入していた問題が発生しました。格闘技イベント「BreakingDown」で名を馳せるレオさんが自身のX(旧Twitter)アカウントでこの件を公表し、運営会社が事実を認め謝罪する事態となっています。この出来事は、食品を提供する企業における品質管理の重要性を改めて浮き彫りにしています。
牛丼チェーン「すき家」の店舗外観。
レオさんのXでの訴えと詳細
問題が発覚したのは2025年7月10日。「叛逆の悪童」として知られるレオさんが、すき家でテイクアウトした牛丼の中に、店舗で使用されるラベルが混入していたことをXで訴え、写真を公開しました。公開された写真には、牛丼の具材の上に白いラベルが直接張り付いている様子が鮮明に写っており、ラベルには「使用期限24時間後 7月11日(金)17時14分」「製造者 株式会社 すき家」といった印字が確認できます。レオさんは「すき家、マジでふざけてるん?」「試合前にイライラさせんな、訴えるぞ」と怒りを露わにしました。
翌11日には、すき家から謝罪の連絡があったものの、その対応と内容についてレオさんは再びXで不満を表明。「ご迷惑代として、すき家食券1000円分だけ。電話の対応も舐め腐ってたし、もー行かん」と綴り、提供された補償内容と顧客対応への失望感をあらわにしました。この投稿は、多くのユーザーの注目を集め、様々な意見が寄せられることとなりました。
すき家広報が事実を認め謝罪
J-CASTニュースがすき家広報に取材したところ、2025年7月15日、広報担当者はこの件が事実であることを認めました。「ご指摘の通り、テイクアウトでお買い上げいただいた商品に期限管理用のラベルが混入していたことは事実です」と説明。このラベルは「店内で仕込み等を行った食材の使用期限を管理するためのもの」であり、仕込み後の食材保管容器や開封済みの食材袋に貼付して使用されると説明しました。異物混入の原因は、商品の作成段階におけるミスである可能性が高いと分析しています。
再発防止策と顧客への謝罪
今回の事態を受け、すき家広報は再発防止に向けた具体的な対策を講じると発表しました。混入経路については「商品の作成段階における混入と考えられ」るとし、当該店舗の従業員に対しては、「マニュアル通りの商品作成と、商品提供前の目視確認の徹底につき再教育を行いました」と説明しています。
また、顧客対応の経緯と所感については、「お客様からは、お買い上げいただいた翌日に弊社お客様相談窓口へご連絡があり、謝罪を行っております。本件につきましては、お客様に不快な思いをさせてしまったことを大変申し訳なく思っております」と、改めてレオさんへの謝意を表明しました。今後同様の事態が発生しないよう、全従業員に対する「商品提供前の目視確認の徹底」の再教育を実施し、品質管理体制の強化に努めるとしています。この一連の対応は、消費者の信頼回復に向けた重要な一歩となります。
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