千原せいじ氏、YouTubeでの「いじめられっ子発言」が物議 河合悠祐市議との対談で過去発言との矛盾も指摘

お笑いタレントの千原せいじ氏(55)が自身のYouTubeチャンネルで公開した、埼玉県戸田市議会議員の河合悠祐氏(44)との対談内容が大きな波紋を呼んでいます。特に、対談中に千原氏が発した特定の言葉が視聴者からの批判を浴び、彼の過去のいじめに関する発言との矛盾も指摘されています。

河合悠祐市議との対談、クルド人問題で紛糾

事の発端は、千原氏が18日に更新したYouTubeチャンネルの動画でした。この動画では、”ジョーカー議員”として知られる河合悠祐戸田市議との対談が収録されています。議論の焦点となったのは、川口市のクルド人問題を巡るものでした。動画の中で、千原氏は17日に実際に西川口と蕨を訪れた際のロケ映像を見ながら、河合市議と意見を交わす企画でしたが、議論は白熱し、お互いに声を荒げる場面が見られました。その中で千原氏は河合市議に対し、「お前、いじめられっ子やったやろ?お前いじめられっ子オーラいかついぞ。なぁ?お前いじめられっ子出身やな?あははは!いじめられっ子やな、お前」と挑発的な言葉を投げかけました。

千原せいじ氏、YouTubeでの「いじめられっ子発言」が物議 河合悠祐市議との対談で過去発言との矛盾も指摘千原せいじ氏、YouTube対談での発言が物議を醸す(写真:スポニチアネックス)

ネット上で批判の声が続出

千原氏のこの発言に対し、インターネット上ではすぐに批判の声が多数寄せられました。「成人が発言する内容とは思えない」「これで僧侶とはありえない」「『いじめられっ子』を侮辱する単語として使うのは問題」「もうご意見番はやめた方がいい」といった厳しいコメントが相次ぎ、その表現の適切さや公共の場での影響力が問われる事態となっています。

過去のいじめに関する発言と「ブーメラン」批判

今回の騒動に拍車をかけたのは、千原氏自身の過去の発言との矛盾でした。千原氏は2024年9月に「いじめられる側にも原因ある?って話」と題する動画を公開しており、その中で「いじめられる側に原因はないと思う」と明確に述べていました。さらに、「排除すべきはいじめてるヤツ」「いじめは犯罪。絶対悪やから」と、いじめに対する強い否定的な姿勢を示していました。この過去の発言があるため、今回の「いじめられっ子」という言葉を使った挑発に対して、視聴者からは「特大ブーメラン」「どの口が言ってるんだか」といった皮肉めいたコメントが多数寄せられ、その言動の一貫性が厳しく問われています。

千原氏の一連の言動は、社会問題に対する著名人の発言が持つ影響力と責任について、改めて議論を巻き起こす形となりました。

参考文献