人気急上昇中の8人組アイドルグループ、timeleszが6月から開催していたアリーナツアー「We’re timelesz LIVE TOUR 2025 episode 1 ~FAM」が閉幕しました。しかし、ツアー終盤の公演でメンバーの寺西拓人さんが発したコメントが、X(旧Twitter)上で大きな波紋を呼んでいます。この発言は、グループの急速な展開を巡るファンからの賛否に、さらに火を注ぐ形となりました。
ツアー終盤、寺西拓人の「外野」発言が拡散
事の発端は8月23日、ツアー最終開催地である静岡県エコパアリーナでの公演初日でした。ライブ終了後、参加したファンがXに感想を投稿する中、寺西さんがライブ挨拶で語った言葉を文字起こしするファンが現れました。その内容が瞬く間に拡散され、賛否両論を巻き起こすことになります。
寺西さんは挨拶の中で、ドームツアー開催の話題に触れ、次のように発言しました。
《冠番組もいろいろやらせてもらったりっていうスピード感に、外野から早くない?って言われることがあると思う。でも、好きと好きで好き同士だったら何でもよくない?って思うんです》
この発言は、生まれ変わったばかりのグループにとってドームツアーや冠番組は時期尚早ではないかと考える人々を「外野」と呼び、自身の持論を展開したものと解釈されました。発言時、会場は歓喜に包まれたといいます。
新生timeleszのメンバー集合写真
「外野」呼ばわりにファンから厳しい声
寺西さんの挨拶が文字としてX上で拡散されると、その内容、特に「外野」という言葉遣いに対して、一部のファンから厳しい批判が集中しました。
《外野発言ってなに?ほんとなの?本当ならもう一生外野でいいよ》
《「外野」という言葉を使ったんですか?今の快進撃を良く思わない人も多いから反感買うのは分かってるはずなのに》
《timelesz受け入れられない今までセクゾを支えてきたセクラバを外野呼びするやつのどこを好きになれるんだよ》
といった、失望や怒りの声が相次いで投稿されました。新生timeleszのためのメンバーオーディションが開催されてから約1年が経ちますが、グループの新たな動きに対する批判的な声は少なくありませんでした。寺西さんのこの発言は、そうした議論の火に油を注ぐ結果となってしまったのです。
timelesz寺西拓人、ファンを驚かせた胸元を開けたスーツ姿
ドームツアー決定と新生timeleszへの期待と懸念
東京ドーム公演が発表されたのは8月6日、アリーナツアーの横浜アリーナ公演初日でのサプライズ告知でした。2025年12月には京セラドーム、2026年1月には東京ドーム、さらに2月にも東京ドームで追加公演が予定されています。新メンバーオーディションの開催時にすでにドーム公演が決定していたのではないか、デビューから4年を経てようやくドーム公演が決まったなにわ男子と比較して「順調すぎる」といった様々な声が上がっていました。
芸能ジャーナリストは、STARTO社のアイドルを応援するファンの中には、複数のグループを応援している人も多いと指摘しています。そのため、たとえ内輪に向けた発言であったとしても、「外野」と称されることは、ライトなファン層にとってはあまり良い気持ちのしないものとなり、結果として反発を招いてしまう要因となり得ると分析しています。アーティストがどの会場で公演を行っても自由であるはずですが、今回の発言は、ファンとのデリケートな関係性に大きな影響を与えたと言えるでしょう。
参考文献
- Yahoo!ニュース: timelesz寺西拓人「外野」発言にファン悲鳴…ドームツアー発表の“順調すぎる”舞台裏で燻っていた批判の火種を燃やしたか (https://news.yahoo.co.jp/articles/fd562f562527ecd3912b459b8eb5114a827ea197)