「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)で過酷なチャレンジに挑み、毎週のように笑いと感動を届けているガンバレルーヤ・よしこが、かつて難病を患っていたことを明かし、大きな注目を集めている。彼女が告白したのは「下垂体腺腫」という脳の病気。この勇気ある告白は、同じ病で苦しむ人々だけでなく、一般の人々にも早期発見の重要性を改めて認識させるきっかけとなっている。
難病「下垂体腺腫」との闘い:症状から診断まで
よしこが語った「下垂体腺腫」とは、脳の下垂体にできる良性の腫瘍である。この病気はホルモンの異常を引き起こし、手足や鼻・顎の肥大、視野が狭くなるなどの症状が出現する。進行すると失明に至るケースもある深刻な病態だ。
よしこは、先輩芸人に鼻が大きくなっていることを指摘されたのが最初のきっかけだったと振り返る。その後、靴がきつくなったものの、当初は太ったせいだと気にしていなかったという。異変を自覚したのは、バラエティ番組でうまくリアクションができなかった際、視野が狭くなっていることに気づき「まずい」と感じたことだった。
ガンバレルーヤよしこのポートレート:難病「下垂体腺腫」を乗り越え、明るい表情で活動
当時のマネージャーの勧めもあり、人間ドックを受診した結果、病気であることが判明した。「頭の真ん中に2~3cmくらいの腫瘍があり、すぐに治療を受けたほうがいいと言われました」と語る彼女は、鼻が大きいと指摘されてから半年という比較的早い段階で手術を受けたという。手術後は目が見えるようになり、視野も広がったと明かしており、その迅速な対応が良好な結果に繋がったと推察される。
社会的反響と告白がもたらす希望
よしこの知られざる闘病経験が改めて語られたことで、X(旧Twitter)上では驚きとともに、共感やエールが相次いだ。「よしこさん、そんなことになっていたなんて全く知らなかった」「芸人とはいえ女性だし、辛かったろうねぇ…」「人間ドックの大切さを実感した」など、多岐にわたる反応が寄せられている。
芸能プロ関係者によると、彼女がこの病気の手術を受けたのは2018年のことだという。当時もメディアで語られていたが、『イッテQ』での活躍で注目度が飛躍的に上がったことで、今回改めて関心が高まったと見られている。病気によって変化した顔立ちすら「笑い」に変えてきた彼女の強さに対し、多くの尊敬の念が寄せられている状況だ。
発症頻度が低く、長期的な治療が必要なため国の特定疾患(難病)に指定されている下垂体腺腫。よしこのような著名人による告白は、同じ病気で苦しむ人々の希望の光となるだけでなく、一般市民への病気認知や人間ドックの重要性の啓発にも繋がる大きな意義を持つ。
ガンバレルーヤよしこの下垂体腺腫に関する告白は、彼女の強さとプロ意識を示すだけでなく、我々に定期的な健康診断や人間ドックの重要性を強く訴えかけるものだ。著名人である彼女の言葉が、多くの人々の健康意識を高め、より良い医療へのアクセスを促す一助となることを期待したい。
参考文献
- Smart FLASH: 「ガンバレルーヤよしこ、難病「下垂体腺腫」告白にXで反響「人間ドックの大切さ実感」」
https://smart-flash.jp/entame/355997/ - Medical DOC: (インタビュー記事の参照元)