俳優の谷原章介氏が21日、MCを務めるフジテレビ「サン!シャイン」に出演。同日午前に全125議席が確定した「第27回参議院選挙」の結果について言及しました。
フジテレビの情報番組で第27回参院選に言及する谷原章介氏
与党議席数の大幅減と参院過半数割れ
第27回参議院選挙の結果、自民・公明両党の与党は、改選議席の計66から47に減少。非改選75議席と合わせても、参院全体の過半数(125)を割り込みました。衆院に続き参院でも少数与党となったことで、石破茂首相は一層困難な政権運営を迫られます。
自民党は改選52から39に激減。比例代表では2010年参院選と並ぶ過去最低の12議席にとどまりました。全国32の改選1人区で14勝18敗と負け越し、選挙区は27議席でした。公明党も改選14から過去最低の8に後退し、比例・選挙区ともに4議席となりました。
野党勢力の変化と議席数の詳細
一方、野党は立憲民主党が改選22から横ばいを維持。国民民主党は改選4から17に、参政党は改選1から14に大きく増加しました。両党は比例で7議席を獲得し、野党第一党の立憲民主党と並ぶ躍進です。
日本維新の会は改選6から1増の7議席を獲得。共産党は改選7から3に減り、比例は過去最低の2議席でした。れいわ新選組は改選2から3に増加。日本保守党は2議席、社民党と政治団体「チームみらい」は各1議席を獲得しました。その他、「みんなでつくる党」、政治団体「NHK党」、「再生の道」は議席を得られませんでした。
今回の参院選結果は与党にとって厳しく、今後の国会運営に大きな影響が予想されます。谷原氏は自身の受け止めとして、「寝る前までは自民党大敗の流れで、寝て目が覚めたらだいぶ盛り返していた」と語り、選挙戦の劇的な展開を振り返りました。