7月19日に放送された音楽特別番組『音楽の日』(TBS系)は、長年総合司会を務めてきた中居正広氏(52)が不在となり、江藤愛アナウンサー(39)が安住紳一郎アナウンサー(51)とタッグを組む異例の構成となりました。しかし、番組には中居氏の存在を色濃く感じさせる一幕があり、それはKis-My-Ft2のメンバー、二階堂高嗣さん(34)を巡る「絆」と「決別」の複雑な様相を示唆していました。
キスマイ二階堂、中居譲りの「フランクミュラー」で師弟愛示す
Kis-My-Ft2が登場した際、視聴者の間で特に注目を集めたのは、メンバー二階堂高嗣さんの右手首です。キスマイは能登半島地震で被害を受けた石川県穴水町を訪れ、町民と共に祭りのように街を歩きながらパフォーマンスを披露しました。この時、二階堂さんが着用していたシルバーの腕時計は、スイスの高級時計ブランド「フランクミュラー」のものとみられ、ファンの間では以前から中居氏から譲り受けたものとして知られています。
『音楽の日』出演時、右手首に中居正広譲りのフランクミュラー高級時計を着用するKis-My-Ft2二階堂高嗣
このフランクミュラーは、もともと中居氏が30歳の記念に購入した特別な時計です。中居氏とKis-My-Ft2は長年にわたり親密な関係を築いており、中居氏が私物を「おさがり」として譲ることも少なくありませんでした。しかし、フランクミュラーのような高価な品は異例であり、中居氏は二階堂さんに「お前が30歳になったら誰かに譲れ」という言葉と共にプレゼントしたと伝えられています。二階堂さんは、『音楽の日』に出演する際には必ずこの時計を着用しており、番組での着用は中居氏への変わらぬ敬愛と師弟の絆を強く印象付けました。
消えた「白いマイク」が示唆する関係の変化
一方で、中居氏とKis-My-Ft2の間に「決別」の兆候を感じさせるアイテムの変化もありました。中居氏は、Kis-My-Ft2のデビュー10周年を記念して、メンバー全員の名前が入った白いマイクをプレゼントしています。通常の黒いマイクに比べて非常に高価で、一本50万円とも言われるこの白いマイクは、両者の深い師弟関係を象徴するアイテムとして、これまでキスマイが重要な歌唱シーンで度々使用してきました。
しかし、今回の『音楽の日』でKis-My-Ft2がパフォーマンス中に手にしていたのは、象徴的な白いマイクではなく、通常の黒いマイクでした。二階堂さん個人としては時計によって中居氏への思いを抱き続けているものの、グループとして、あるいは所属事務所の変化に伴う形で、中居氏との「絆」の象徴を手放すことを余儀なくされた可能性も指摘されています。
まとめ:揺れる師弟関係の行方
今回の『音楽の日』における二階堂さんのフランクミュラー着用は、中居正広氏との個人的な「絆」の強さを改めて示すものでした。しかし、同時に白いマイクの不在が示唆するグループとしての「決別」の可能性は、ファンの間で様々な憶測を呼んでいます。中居氏が一連の女性トラブルを巡り、第三者委員会への反論を続けている現状において、尊敬する先輩の置かれた状況に二階堂さんやKis-My-Ft2が何を思い、今後どのような関係性を築いていくのか、その行方が注目されます。