群馬・富岡を「夜活」で活性化 日大生4人が地方創生アイデアコンで局長賞



授与式に臨んだ石田えみ菜さん(手前)ら4人=6日、富岡市役所(椎名高志撮影)
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 内閣府地方創生推進室が主催した地方創生の政策アイデアコンテストで、群馬県富岡市の「夜活」などをテーマにした日本大学商学部の学生4人による政策集が関東ブロックの局長賞を獲得し6日、富岡市役所で授与式が行われた。4人は同市でフィールドワークなどから駅前繁華街に着目、半年かけて交流人口増のアイデアを練り上げた。式には学生に協力した市民も駆けつけた。(椎名高志)

 コンテストは平成27年から開催。産業構造や人口動態などの官民ビッグデータを集約し可視化する「地域経済分析システム(RESAS)」を活用した政策アイデアを全国に募集し、優秀策を表彰する。今年度から経済産業省が共催、関東ブロックは応募292件から経産省関東経済産業局長賞の4件に、4人の政策アイデアが選ばれた。

 正式名は「よいとみプロジェクト 夜×富岡で関係・交流人口を増やす!!」。日大のゼミで4人を指導する木下征彦准教授が高崎商科大学に在籍していた際、富岡製糸場を社会学の研究ターゲットにしたことから富岡市を対象地域とした。

 4人は同市に居酒屋やバーなどが多いことに着目。上信電鉄の上州富岡駅前でのオープンカフェ出店を皮切りに、宵酔いスタンプラリーや夜ヨガなどの「夜活」展開を提案した。事業者、まちづくり団体や市役所が連携することで賑わいなどを増加させるアイデアだ。その絞り込み過程で、市役所職員や飲食店経営者など約20人の市民をインタビューしたという。

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