愛知県名古屋市のIGアリーナで新会場のこけら落としとして注目を集める大相撲七月場所(名古屋場所)は、十日目を終え、連日熱戦が繰り広げられています。特に九日目には、西の溜まり席で観戦する一人の女性が、その個性的な着物ドレス姿と“凛”とした佇まいから「紫の美女」としてインターネット上で大きな話題を呼びました。
注目集める「紫の美女」への反響
ピンと背筋を伸ばし、時に柔らかな笑顔を見せながら楽しそうに相撲観戦に没頭するその女性の姿は、度々中継カメラに捉えられ、視聴者の間で瞬く間に注目を集めました。オンライン上では、「美人すぎる」「笑顔が素敵」「お召し物が個性的で目を引く」「一体誰だろう、すごく気になる」といったファンからの反響が相次ぎ、彼女の正体への関心が高まりました。
大相撲名古屋場所の溜まり席で観戦する紫の着物ドレス姿の水谷百花さん
その正体は「ミスなでしこ日本」準グランプリの水谷百花さん
実はこの「紫の美女」の正体は、「ミスなでしこ日本2020」で準グランプリに輝き、さらに「ミス・ワールド・ジャパン2021」のファイナリストにも選出された実績を持つモデルの“ももか”こと水谷百花さんでした。水谷さんは、日本の伝統文化、特に和装や和の精神を発信する活動を積極的に行っています。
水谷百花さんのSNS投稿とファンの反応
九日目の相撲観戦を終えた水谷さんは、自身のX(旧Twitter)アカウントに、話題となった紫色の着物ドレス姿の写真を2枚投稿。「名古屋場所9日目観戦してきました 大迫力のできて本当に感動した 土俵から落ちても、力士が手を差し出す姿があって、優しさにほっこりした(原文ママ)」と、初めての生観戦の興奮と感動を綴りました。
この投稿には、多くのファンから共感と驚きの声が寄せられました。「前列に美人さんがいると思って見ていたら、Xでバズってましたね。やはり生で観ると迫力が違いますか?」「テレビ中継にバッチリ映っていましたね。オーラがすごくて目立っていましたよ!」「AIかと思うほどの美人さんでした」「中継を見て、まさか貴女だったとは!しっかり映っていました」といったコメントが相次ぎ、中には現地観戦者からの「館内でもかなり目立っていましたよ(笑)」という声もありました。
これらの反響に対し、水谷さんは「めっちゃ迫力すごいですよ 目の前に力士さん大きい」「オーラ出てるの嬉しいです」「人間です笑」「見つけてもらえて嬉しいです」と、一つ一つのコメントに丁寧に返信し、ファンとの交流を楽しんでいました。
伝統と現代を繋ぐモデル、水谷百花の活動
水谷百花さんのXのプロフィールには、「家業の伝統工芸、建具屋4代目継承中」「日本の伝統文化を世界へ」と記されており、日本の国技であり伝統文化でもある相撲を深く愛し、その魅力をファンと共有していることが伺えます。彼女の活動は、伝統文化と現代のファッション、そしてSNSを通じた情報発信を融合させ、より多くの人々に日本の美意識や文化を伝える架け橋となっています。
今回の名古屋場所での一件は、水谷さんのように日本の伝統文化を大切にする人々が、現代のメディアを通じていかに大きな影響力を持つかを示す好例と言えるでしょう。
参考文献:
- ABEMA TIMES編集部. (2025年7月22日). 西の溜まり席に紫の美女モデル. Yahoo!ニュース. https://news.yahoo.co.jp/articles/4c7fcc2553f5411d9452d8db5fbd6b5aa026650e
- ABEMA/大相撲チャンネル. (参照日: 202X年Y月Z日). 大相撲七月場所 中継映像.