全国のウーバーイーツ配達員から届いたアカウントの「一旦」永久停止例【チャリンコ爆走配達日誌】


ウーバーイーツの日本上陸直後から配達員としても活動するライター・渡辺雅史が、チャリンコを漕ぎまくって足で稼いだ、配達にまつわるリアルな体験談を綴ります!

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ウーバーイーツ配達員のアカウント停止をめぐる裁判で、解決金を得て和解した「ウーバーイーツユニオンの執行委員長として記者会見を開いた話」を先日書きました。

この会見がきっかけとなり、配達員からアカウント停止に関する相談がウーバーイーツユニオンの問い合わせフォームに寄せられるようになりました。

今回は実際のアカウント停止事例の紹介や、停止されないためにはどうすればいいのかを考えたいと思います。

まずは配達車両が異なるということでアカウント停止になった例から。

ウーバーイーツのバイクや自動車の配達員は車両登録をしなければならず、その登録車両以外で配達をしてはいけないという規定があります。そのルールに抵触してアカウントが停止されたのがこの事例です。

配達中によく現れる顔認証画面のような「車両のナンバーを撮影してください」という認証画面はないようなので、この事例はおそらく注文者や店の方の通報によるものと思われます。通報のほとんどが「バイク配達員が自動車で来た」といった感じだと思うのですが、車両登録が必要ない自転車での配達でも、登録した車両と違うという警告が来ることがあるのでよくわかりません。

この警告が来るとバイク、自動車、自転車、徒歩配達関係なくアカウントが一旦永久停止されます。対策としてはバイクや自動車なら登録した車両で、自転車、徒歩配達なら自転車や徒歩でちゃんと配達するしかなさそうです。ちゃんとやっても永久停止となることもあるので、防ぎようがないのですが……。

続いては不正なキャンセルによるアカウント停止。

こちらは商品を受け取ってから注文者のところへ行かずにバックレるパターン。ほぼ全ては配達員が悪いケースです。こちらに関しても注文者からの通報でアカウントが一旦永久停止されるようです。

このケース「ほぼ全て」と書いた通り、ごくごくたまに「やむを得ない」ものがあります。それが複数同時配達の際、途中で誤って「配達完了」のボタンをタッチしてしまう場合です。押してしまうと1件目の配達先が完全に消えてしまうため、配達先を知ることができません。サポートに問い合わせをしても「注文番号がないと調べることができない」という回答しか届きません。

対策としては、手間になりますが毎回配達先をスクリーンショットする、もしくは注文番号をスクリーンショットする方法しかなさそうです。



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