焼け残った首里城のお宝公開 「白澤之図」など11点





首里城南殿収蔵庫に収蔵されていた「白澤之図」(右)と「闘鶏花房之図」=6日、那覇市の沖縄県立博物館・美術館

 那覇市の首里城を管理・運営する一般社団法人「沖縄美(ちゅ)ら島財団」は6日、火災で焼失を免れた主な文化財を公開した。また、搬出した文化財の確認作業を5日にほぼ終えたとし、401点と発表していた焼失したとみられる文化財の点数を395点と訂正した。

 公開したのは、県指定有形文化財の「白澤之図」など11点。白澤は人の言葉を解する中国の神獣で、災いを防ぐとされている。白澤之図が保管されていた耐火扉付きの南殿収蔵庫は火災時も気温30度に保たれていたため、「闘鶏花房之図」や「鉄釉丁子風炉」や「大龍柱残欠」も無事だった。

 ただ、寄満(ゆいんち)収蔵戸で保管していた漆器などは、火災時に収蔵庫内が気温90度以上になったことで劣化したり、紙が張り付いたりしていた。このため、回収された285点のうち、108点が本格的な修繕を必要としているという。

 首里城の修復・再建に役立ててもらうため、産経新聞社とフジサンケイビジネスアイ、産経デジタルは支援金を受け付けています。≫ 産経新聞社が運営するクラウドファンディングサイト「WhiteCanvas」



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