【07月25日 KOREA WAVE】日本の漫画の構図をトレース(他人の作品をなぞって模写)した疑いで物議を醸した韓国の人気ウェブ漫画「ウィンドブレイカー」が連載を中止した。ネイバーウェブトゥーンは同作品を有料で閲覧したユーザーに対し、カスタマーサービス(CS)センターを通じた返金申請を受け付けているという。
問題となったのは、作家チョ・ヨンソクが描く「ウィンドブレイカー」の最新エピソードの一部で、日本の漫画「東京喰種トーキョーグール」などの構図をトレースしたとの指摘が相次いだ。
6月末ごろからSNSを中心に疑惑が広まり、チョ・ヨンソクは7月11日に疑惑を認め、連載の中断を発表した。チョ・ヨンソクは最新話に添えた声明で「参考にしたレファレンス資料の一部が、他作品と類似またはほぼ同一の表現だった。明白に私の過ちだ」と謝罪した。
ネイバーウェブトゥーンも同時に立場を発表し、「原稿の中に他作品との構図や演出の類似性が確認された。作家および編集部との協議の結果、連載およびサービスの中止を決定した」と明らかにした。このため現在は、ネイバーウェブトゥーン上から当該作品のすべてのエピソードが削除されている。
作品の連載中止に伴い、最新話を「先読み」機能などで有料購入していた読者や、ネイバーシリーズでコレクション目的に作品を所持していたユーザーらは「クッキー(閲覧課金ポイント)」の返金を求める声を上げていた。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News
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