2025年7月18日公開の『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』を機に、再び『鬼滅の刃』ブームが巻き起こっています。SNSでは故人キャラクターを推す投稿が話題、共感を呼びました。なぜ物語開始時点で故人である彼らがこれほど愛されるのでしょうか。
劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来のポスタービジュアル。鬼滅ブーム再燃を示すキービジュアル。
『無限城編』で再注目される胡蝶カナエ
この話題のツイートでは、花柱・胡蝶カナエへの愛が語られていました。彼女は蟲柱・しのぶの姉で、「花の呼吸」の使い手。柱まで上り詰めた実力者で、鬼にも慈悲深い優しい人物です。劇中ではしのぶの回想を通じ重要な役割を担い、その魅力は改めて注目されています。
投稿者は、愛するキャラクターが物語開始時点で故人なため、新たな活躍を見られない辛さを表現。『鬼滅の刃』には魅力的でありながら故人キャラが多く、同様のファンが少なくないことが浮き彫りになりました。
共感を呼ぶ故人キャラクターたち
このツイートに対し、故人キャラを推すファンから共感コメントが寄せられました。最強の剣士・継国縁壱(つぎくに よりいち)や、炭治郎の兄弟子・錆兎(さびと)を最推しとする声が目立ちます。煉獄杏寿郎の母・煉獄瑠火(れんごく るか)を推す「ツウ」なファンもおり、故人キャラへの愛の深さが伺えます。
故人キャラ外伝への期待と普遍的なファン心理
故人キャラクターの過去を詳しく描いた外伝への強い要望も上がっています。「煉獄さんの外伝のように、他の柱やカナエさんの外伝も欲しい」「それぞれの柱の過去編が見たい」といった声が相次ぎ、生前の活躍や人間関係を知りたい熱い思いが伝わります。『チェンソーマン』のように「推しが全て死ぬ」コメントに見られる通り、故人キャラへの愛は作品を超えた普遍的な現象です。
故人キャラに心を奪われるのは、限られた登場シーンで強烈な印象を残し、想像力を強くかき立てるからでしょう。胡蝶カナエのように、断片的な情報から浮かび上がる人物像は、主人公以上に読者の心に深く刻まれることもあります。
『鬼滅の刃』が愛され続ける理由の一つは、生者も死者も等しく愛される物語だからでしょう。
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