大森元貴、朝ドラ「あんぱん」で俳優デビュー!北村匠海との“表現者共鳴”が話題

人気ロックバンド「Mrs. GREEN APPLE」のボーカル・大森元貴(28)が、女優・今田美桜(28)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜前8・00)で初のドラマ出演を飾ることが発表されました。大森は作曲家いずみたく氏をモデルとした「いせたくや」役を演じ、俳優の北村匠海(27)演じる漫画家やなせたかし氏モデルの「柳井嵩」と共に名曲「手のひらを太陽に」を生み出すなど、互いに大きな影響を与え合う重要な役どころです。

大森元貴、朝ドラ「あんぱん」で俳優デビュー

今回の「あんぱん」での俳優デビューは、大森元貴にとって新たな挑戦となります。彼が演じるいせたくやは、後に数々の名曲を手掛ける天才作曲家・いずみたく氏がモデル。劇中では、北村匠海演じる柳井嵩(やなせたかし氏がモデル)と出会い、その運命を大きく変えていく存在として描かれます。特に、やなせたかし氏作詞、いずみたく氏作曲の童謡「手のひらを太陽に」の誕生秘話も描かれるとあり、音楽ファンからの注目も集まっています。大森は初の朝ドラ出演について「変な緊張感がなくて、めちゃくちゃ楽しい」と語っており、その前向きな姿勢が作品にも良い影響を与えているようです。

北村匠海との8年ぶり共演、深まる絆

大森元貴と北村匠海の本格的な共演は、2017年のフジテレビ系ドラマ「僕たちがやりました」以来8年ぶりとなります。当時、「Mrs. GREEN APPLE」はオープニング曲、北村がボーカルを務める「DISH//」はエンディング曲を担当し、ライブイベントでも共演していました。大森は北村について「ほぼ同い年なので彼がこれまでやってきたことも、同志として見ていましたし凄く尊敬しています」と語り、今回の再会で互いの活動を「誇らしい」と感じたといいます。劇中では、内向的な柳井嵩と、アウトプットが得意ないせたくやという対照的な性格ながらも「内なる炎は同じ」だと感じていると語り、二人の関係性を繊細に演じています。北村は演技経験の少ない大森を「寛大にすくい上げてくれています」と語り、現場での支えになっていることが伺えます。

NHK連続テレビ小説「あんぱん」に登場する大森元貴(いせたくや役)と北村匠海(柳井嵩役)。二人は劇中で名曲「手のひらを太陽に」を生み出し、深い絆を育む。NHK連続テレビ小説「あんぱん」に登場する大森元貴(いせたくや役)と北村匠海(柳井嵩役)。二人は劇中で名曲「手のひらを太陽に」を生み出し、深い絆を育む。

表現者としての共鳴と尊敬

撮影の合間には、音楽業と俳優業を両立する北村匠海と、俳優業に初挑戦する大森元貴の間で、表現者としての深い対話が交わされたといいます。大森は「北村匠海は凄い役者であり表現者であるというのはみんな分かりきっている。でもやっぱり彼も一人の人間であると僕は思っている」と語り、北村が「頑張っているね」といった日常的な言葉に新鮮さを感じていたことに共感を示しました。ライブパフォーマンスと演技という異なる表現の場での「すり減らし方」について語り合う中で、互いのプロフェッショナルな姿勢と、人間としての共通の感情を深く理解し合ったようです。

今回の「あんぱん」での共演は、大森元貴と北村匠海という同世代の二人の表現者が、互いを尊敬し、共鳴し合う貴重な機会となっています。彼らが織りなす「あんぱん」の世界、そしていせたくやと柳井嵩が共に創造する物語に、多くの視聴者が胸を躍らせることでしょう。

出典: スポニチアネックス (Yahoo!ニュース)