25日に沖縄県今帰仁村で開業した大型テーマパーク「ジャングリア沖縄」は、開園直後からGoogleマップの口コミで大きな注目を集めています。一時はほとんどの口コミが閲覧できない状態でしたが、30日時点では600件以上の多様なコメントが確認できるようになり、来場者の間で期待と現実のギャップ、そして新たな体験への評価が混在している現状が浮き彫りになっています。
来場者から寄せられた様々な声
新たに公開された口コミには、来場者が実際に体験した感想が率直に綴られています。ポジティブな意見としては、ユニークなアトラクション体験やスタッフの対応を高く評価する声が多く見られます。例えば、「アトラクションは少し並びましたが、他ではできない体験ができたしスタッフの対応も良くとても楽しめました!」といったコメントや、「楽しかった。楽しめる人と楽しめない人では天国と地獄だと思う。考え方や工夫で最高の思い出になる」と、来場者の心構え次第で楽しさが変わるといった示唆に富む意見もあります。また、アクティブな層からは「体力を使う場面が多いため、男同士やアクティブな友人同士で行くのに向いていると感じました」といった声も寄せられています。
しかし、その一方で、厳しい指摘も少なくありません。特に多かったのは、炎天下での待機列に関する不満です。「炎天下のスタンバイで並ぶ場所は簡易な日除けでミストや扇風機も無く、見ながらワクワクするような仕掛けはない」といった、暑さ対策やエンターテイメント性の不足を指摘する声や、「人数に対して休むところが少なすぎる。地べたで食事、休憩をする人多数」と、休憩スペースの不足が顕著な課題として挙げられています。さらに、「CMやホームページのイメージ画像が実際と乖離しすぎてる」といった、事前情報と実際の体験とのギャップに戸惑う声も散見されます。
「大自然没入型」テーマパークの全貌
沖縄の新規テーマパーク「ジャングリア沖縄」の広大な敷地イメージ
公式サイトによると、ジャングリア沖縄は「大自然没入型」をコンセプトに掲げる大規模テーマパークです。敷地面積は約60ヘクタールにも及び、恐竜や絶景をテーマにしたアトラクションを中心に、スパ施設も完備しています。現在、22のアトラクション(ショーを含む)と25のショップ&レストランが楽しめる(30日時点)とされており、沖縄の豊かな自然を最大限に活かした体験を提供することを目指しています。
開業初期の課題と今後の展望
「ジャングリア沖縄」は、その広大な敷地とユニークなコンセプトで開業前から大きな注目を集めていましたが、Googleマップの口コミからは、開業初期特有の課題と、来場者の多様な期待が交錯する様子がうかがえます。特に、炎天下での待機環境や休憩スペースの不足、そしてPRイメージと現実との乖離は、今後改善が求められる点として浮かび上がっています。
沖縄に誕生したこの新たな大型施設が、来場者の声に耳を傾け、より良い体験を提供することで、「大自然没入型」というコンセプトを真に体現するテーマパークへと進化していくのか、今後の動向が注目されます。
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