中村さん、故郷の福岡到着 11日告別式と所属NGO 司法解剖し死因分析

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成田空港に到着した中村哲さんの遺体が納められたひつぎ=8日午後、成田空港(佐藤徳昭撮影)

成田空港に到着した中村哲さんの遺体が納められたひつぎ=8日午後、成田空港(佐藤徳昭撮影)

 アフガニスタン東部で殺害された福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表の医師、中村哲さん(73)の遺体が9日朝、羽田空港から福岡空港に到着した。中村さんは福岡県大牟田市に自宅がある。同会によると、11日に福岡市内で告別式が執り行われる予定。

 遺体は8日夕、遺族と共に航空機で成田空港に到着、帰国していた。福岡県警が刑法の国外犯規定に基づき、殺人容疑で捜査し、遺体を司法解剖して死因分析を進める。

 中村さんは4日、ナンガルハル州ジャララバードを車で移動中に武装した男らに銃撃された。他にボディーガードや運転手ら5人も死亡。日本から現地に向かった妻、尚子さん(66)や長女、秋子さん(39)、ペシャワール会関係者らは6日にアフガンの首都カブールで遺体と対面し、翌7日に帰国の途に就いた。

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