高市早苗総裁の「印象戦略」:プロが分析するメイク術と魅力向上への提言

2025年10月4日、高市早苗衆議院議員が自民党の新総裁に就任しました。公明党との連立離脱で政局は緊迫していますが、憲政史上初の女性総理大臣が誕生する可能性が高まり、国内外から大きな注目が集まっています。こうした状況下で、自民党初の女性トップとなった高市総裁に対しては、その政治手腕はもちろんのこと、ビジュアル面、特にメイクアップがメディアや国民の間で大きな関心事となっています。そこで、業界の第一線で活躍する美容のプロフェッショナルが、高市総裁がさらに輝くための率直な見解を語りました。

専門家が読み解く「以前」のメイク:強い印象の課題

CM、広告、雑誌、テレビ、舞台、ショー、CDジャケットなど多岐にわたり活躍し、長年タレント、俳優、モデルなどを担当してきたヘアメイクアップアーティストの荻野明美氏は、総裁選前の高市氏のメイク法について深く分析しています。「以前の高市さんは、眉頭から眉尻までくっきりと描かれた、太く濃い眉毛が非常に印象的でした。リップには発色の良い青みピンクなどの色が使われ、輪郭がはっきりしているため、全体的に強い印象を与えていましたね」と荻野氏は指摘します。

荻野氏によれば、この「強さ」が、高市氏本来の魅力を覆い隠してしまっていた側面があったといいます。総裁選前にメイクレッスンを受けたと報じられ、「だいぶ良くなった」「雰囲気が変わった」といった世間の声も聞かれましたが、荻野氏の見解はもう少し踏み込んでいます。

「今」の変化とさらなる進化への提案:自然な眉と上品なリップ

現在の高市総裁のメイクについても、荻野氏はさらなる改善点を提案します。「多少は現代的な変化が見られますが、まだ眉頭の印象が強いです。明るめの茶色のパウダーでぼかし、より自然な眉頭にすることがお勧めです。眉頭の入り方が真っ直ぐ(直角)なので、やや斜めに描くことで、自然で柔らかな印象になるでしょう」(荻野氏)。

リップについても、以前愛用していた強めの青みピンクや現在のオレンジ系ではなく、肌馴染みの良いローズ系の色を提案しています。「高市総裁は色白なので、青みピンクやオレンジ系が似合わないわけではありませんが、より柔らかな印象を出すためには、落ち着いたローズ系の色が適しています。リップの輪郭の鋭角な山をやや丸めに変えたのは正解だと思います」と荻野氏は評価します。

高市早苗 自民党新総裁のポートレート。プロのヘアメイクアップアーティストが分析する、面長を活かした魅力的なメイク術と若々しい印象への改善点高市早苗 自民党新総裁のポートレート。プロのヘアメイクアップアーティストが分析する、面長を活かした魅力的なメイク術と若々しい印象への改善点

面長顔を最大限に活かす:若々しさを引き出すメイクテクニック

さらに荻野氏は、高市総裁の面長な顔立ちをより魅力的に見せるための具体的なテクニックを伝授します。「アイメイクはできるだけ明るい色を使用し、アイラインも太く引きすぎないことが重要です。太すぎるアイラインは、かえって目を小さく見せてしまうことがあります。また、面長の方は目の下にシャドウを入れると、目と口の距離が短く見え、顔全体の輪郭がより整って見える効果があります」とアドバイスします。

チークについても、明確な提案があります。「鼻より上の位置に、横に入れるのが良いでしょう。下斜めに入れると、さらに面長に見えてしまうため注意が必要です。大人女性は年齢的にピンクだと浮いてしまうことがあるので、ここも肌馴染みの良いローズ系が合うのではないでしょうか」と荻野氏は語ります。面長の方には、目の下から上唇までの距離である「中顔面」を短縮するメイクがトレンドとされており、これにより若々しく、政治家としてもフレッシュな印象を与えることができると言います。また、おでこや顎先にシェーディングを入れることで、面長を効果的にカバーすることも推奨されています。

結論

高市早苗氏の自民党総裁就任は、その政治手腕に加え、ビジュアル面にも大きな注目を集めています。プロのヘアメイクアップアーティストによる詳細な分析と具体的なメイクアップ提案は、高市氏が本来持つ魅力を最大限に引き出し、より親しみやすく、かつ信頼感のある「総裁顔」を構築するための貴重な示唆を与えています。眉の描き方、リップの色選び、そして面長を活かす中顔面短縮メイクは、視覚的な印象を通じて、政治家としてのフレッシュさと若々しさを効果的に伝える「印象戦略」の一環として、今後も注目されるでしょう。

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