データ消去企業の社長辞任へ 再発防止施策完了後

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【ブロードリンク会見】会見する榊彰一社長=9日午後、東京都千代田区(三尾郁恵撮影)

【ブロードリンク会見】会見する榊彰一社長=9日午後、東京都千代田区(三尾郁恵撮影)

 神奈川県の行政文書を保存したハードディスク(HDD)がインターネットオークションで売られ、個人の納税情報などが流出した問題で、廃棄を請け負った「ブロードリンク」(東京都中央区)が9日、東京都内で会見し、榊彰一社長が再発防止策の完了後、辞任する意向を示した。同社は営業活動を1カ月間停止する。

 榊社長は会見で「データ消去事業に関して、当社従業員がHDDを盗み出し、ネットオークションを通じて販売するという悪辣(あくらつ)な犯罪行為を犯した。経営管理上、極めて深刻に受け止めている。神奈川県庁や県民、社会をお騒がせしたことを心より深く、深くおわび申し上げる」と謝罪した。

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