韓国Mnet「ストウーマンファイター」優勝の日本チーム、過去の「旭日旗」問題で韓国で批判殺到

韓国の人気ダンスバトル番組「WORLD OF STREET WOMAN FIGHTER」で優勝した日本チーム「大阪お嬢ギャング」のメンバーが、過去に旭日旗デザインのTシャツを着用していたことが発覚し、韓国視聴者の間で強い批判が巻き起こっている。

韓国Mnet「WORLD OF STREET WOMAN FIGHTER」での圧倒的勝利とその背景

7月22日に生放送された決勝戦で、「大阪お嬢ギャング」はオーストラリアの「AG SQUAD」やアメリカの「MOTIV」と対戦。事前投票とリアルタイム投票の合計で1000点満点を獲得し、見事優勝を飾った。中でも注目されたのがメンバーのキョウカさんで、その卓越したダンススキル、洗練されたファッションセンス、そして強烈な個性で多くの視聴者を魅了した。

優勝チームと元参加者に浮上した「旭日旗」問題

しかし、優勝直後、キョウカさんが2013年に旭日旗がプリントされたTシャツを着用して撮影した写真がSNSで拡散された。これに対し、韓国国内では「戦犯旗を着た人物が優勝者になるのか」といった非難の声が噴出。さらに、準決勝で脱落した別チーム「RHTokyo」のリーダー、リエハタ氏も2016年に旭日旗を連想させる画像をSNSに投稿しており、この投稿は番組放送前に削除されていた。これらの旭日旗使用に関する指摘は、番組中盤の6月頃から既に浮上していた。

韓国の人気ダンス番組で物議を醸す「旭日旗」デザイン。左は大阪お嬢ギャングのキョウカさんが過去に着用していた旭日旗Tシャツ、右はRHTokyoのリエハタ氏による旭日旗を連想させる2016年のSNS投稿画像。韓国の人気ダンス番組で物議を醸す「旭日旗」デザイン。左は大阪お嬢ギャングのキョウカさんが過去に着用していた旭日旗Tシャツ、右はRHTokyoのリエハタ氏による旭日旗を連想させる2016年のSNS投稿画像。

渦中の「大阪お嬢ギャング」と韓国ネットユーザーからの厳しい反応

優勝を果たした「大阪お嬢ギャング」は7月22日、公式に「私たちがやり遂げたのはファン『ミドリーズ』のおかげ。多くの応援と愛をありがとう」と感謝の意を表明したが、これらの旭日旗を巡る騒動については一切言及しなかった。これに対し、韓国のインターネットユーザーからは、「“戦犯旗”問題に目をつぶるとは何事か」「韓国で活動しておきながら、空気を読まないとは」「投票した人も同罪だ」など、厳しい批判的なコメントが相次いで書き込まれている。この問題は、日韓間の歴史認識と文化的背景が絡み合う複雑な論争として、韓国世論の注目を集めている。

まとめ

韓国の人気ダンス番組で優勝した日本チーム「大阪お嬢ギャング」を巡る旭日旗問題は、韓国国内で深刻な批判を呼んでいる。過去の行動が現在の活躍と交錯する中で、この騒動は日韓間の歴史認識と文化的理解の隔たりを浮き彫りにした。今後のチームの動向やこの論争の展開に、国際社会の注目が集まる。

参考文献