愛知県豊田市で平成20年5月、高校1年、清水愛美さん=当時(15)=が殺害された強盗殺人事件で、解決に結びつく情報提供者に最高300万円を支払う公的懸賞金(捜査特別報奨金)の受付期間が来年12月まで再延長され、豊田署捜査本部は10日、現場周辺の駅で情報提供を呼び掛けた。
名古屋鉄道豊田市駅のロータリーでは豊田署員など計60人が、現場に残されたものと同型のタオルや、持ち去られたとみられるジャージーの写真が入ったチラシを配布した。
豊田署の佐原利幸刑事課長は「犯人が生活していれば必ず人との接点ができる。周囲で不審な行動をする人物がいれば情報提供を」と呼び掛けた。同署にはこれまでに約1530件の情報が寄せられたが、有力な手掛かりは得られていない。
清水さんは20年5月3日朝、同市生駒町の田んぼで、口を粘着テープでふさがれて死亡しているのが見つかった。豊田署捜査本部は電話(0120)400538。