YOSHIKI、「ダンダダン」動画のX JAPAN酷似に困惑…著作権侵害の可能性に言及

X JAPANのリーダーYOSHIKIが8日、自身のX(旧ツイッター)で、人気アニメ「ダンダダン」のプロモーション動画に対し困惑の念を表明しました。YOSHIKIは、動画内の表現が自身のバンド、X JAPANの象徴的なスタイルに酷似していると指摘し、著作権に関する懸念を公にしています。

物議を醸す「ダンダダン」動画の内容

今回、YOSHIKIが言及したのは、アニメ「ダンダダン」の動画です。この動画は、大阪・MBSアニメの公式チャンネルで配信され、作中のキャラクターであるHAYASiiが楽曲「Hunting Soul」を歌唱する内容となっています。動画に登場するバンドメンバーは、猛々しいシャウトボーカル、上半身裸で激しくドラムを叩く姿、逆立てたヘアスタイルでヘッドバンギングするなど、かつてのX JAPANを彷彿とさせる視覚的・聴覚的要素が満載でした。

YOSHIKIの困惑とファンの反応

この動画をXで見たYOSHIKIは、「何これ、XJAPANに聞こえない?」と、その類似性に対する率直な驚きを投稿。さらに「えー? この件何も知らないんだけど、こういうのってあり? ファンのみんな、何が起こっているのか教えて」と、状況を把握しようとファンに呼びかけました。また、動画の制作チームに対しては、「事前に一言ぐらい言ってくれれば良いのに」と、事前の連絡がなかったことへの遺憾の意を示しています。

X JAPANのYOSHIKIが、アニメ「ダンダダン」の動画内容について自身のX(旧ツイッター)で困惑を表明する様子X JAPANのYOSHIKIが、アニメ「ダンダダン」の動画内容について自身のX(旧ツイッター)で困惑を表明する様子

著作権侵害の可能性と注意喚起

当初、YOSHIKIは動画の面白さに笑っていたものの、その後、弁護士から「著作権侵害の可能性がある」との連絡があったことを明かしました。この事態を受け、YOSHIKIは「みなさん、この手のものは、多分先に関係者へ連絡した方がいいみたいだよ」と、クリエイターや関係者に対し、事前に適切な確認や連絡を行うことの重要性を強く訴えました。

「ダンダダン」とは?

「ダンダダン」は、マンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」で連載されている同名の人気漫画が原作です。物語は、幽霊の存在を信じるものの宇宙人は否定派の女子高生モモと、宇宙人の存在は信じるが幽霊は否定派の同級生オカルンが、それぞれに超常現象と遭遇していく様子を描いています。

今回のYOSHIKIの一連の投稿は、クリエイティブな表現と、それを保護する著作権との間のデリケートな問題に一石を投じる形となりました。今後の展開に注目が集まります。

出典:東スポWEB