小学1年生の「ネコ利き手研究」が論文級と大反響!現在の専門家も驚くその内容とは

小学1年生が実施した驚くべき「猫の利き手」に関する自由研究が、SNS上で「もはや論文レベル」と大きな話題を集めています。投稿者が当時どのように猫の行動を観察し、どのような結論に至ったのか、そしてその研究が現在の専門家である投稿者自身にどう繋がったのか、その詳細を探ります。

この投稿は、服部円さん(@madokahattori)が自身のX(旧Twitter)アカウントに、「ネコの利き手を200回調べてた小1の私、えらい。ネコもえらい」というコメントとともに、小学1年生の時に行った自由研究の記録を公開したことで注目を浴びました。

「もはや論文レベル」と評された研究の全貌

服部さんが小学1年生の時に取り組んだ自由研究のテーマは「猫は右利き?左利き?」というものでした。その内容は、単なる好奇心に留まらない、科学的なアプローチが際立つものでした。

研究方法はシンプルながらも極めて系統的です。服部さんは“猫じゃらし”を左右に動かし、愛猫がどちらの手を出すかを200回にわたって詳細に記録しました。測定のルールも明確に設定されており、右手を出したら「◯」、左手を出したら「△」、両手を出したら「✕」と分類しています。この丁寧な記録付けこそが、多くの人々を驚かせた要因の一つです。

小学1年生が実施した猫の利き手研究の用紙小学1年生が実施した猫の利き手研究の用紙

そして、その膨大な試行回数から導き出された研究結果は以下の通りです。

  • 右手「◯」:110回
  • 左手「△」:56回
  • 両手「✕」:34回

この具体的な数値データは、小学1年生が行った研究としては異例の正確性と客観性を示しており、専門家も顔負けの分析能力を垣間見せています。

ネット上の大反響と専門家としての現在の姿

服部さんの投稿は瞬く間に拡散され、多くのXユーザーから驚きと称賛の声が寄せられました。「小1の研究とは思えない!」「圧倒的すごさ!もはや論文レベル!」「猫に利き手があると考えられるところが天才的」「これは博士になる才能では?」といったコメントが相次ぎ、投稿には8月8日14時時点で33万件を超える「いいね」が押されるなど、社会現象とも言える大反響を呼びました。

猫の利き手研究がSNSで話題になり、「論文レベル」と評される様子猫の利き手研究がSNSで話題になり、「論文レベル」と評される様子

ニュース番組『ABEMAヒルズ』の取材に応じた服部円さんは、当時の研究について「実はほぼ覚えていません(笑)」と意外な告白をしました。しかし、彼女の現在のキャリアパスは、この幼少期の研究と深く繋がっています。元々ファッション誌の編集者をしていた服部さんは、ある時、猫の研究を志し大学院に進学したとのこと。その際に、両親から「あなた小1の時ネコの自由研究していたよ」と教えられ、過去の自分と現在の研究への情熱が繋がったことを振り返っています。彼女は当時の自分に「ネコの研究で博士になったよ!」と伝えたいとコメントしており、まさに幼い頃の探求心が、現在の専門家としての道を切り拓いたことを示しています。

まとめ

小学1年生の時に行われた「猫の利き手」に関する自由研究が、その精緻な内容と深い探求心でSNSに大きな衝撃を与えました。200回にわたる詳細な観察とデータ収集、そしてそれに基づいた客観的な結果は、幼いながらにして科学的な思考能力が備わっていたことを明確に示しています。この驚くべき研究は、現在の服部円さんが猫の行動を専門とする研究者として、博士号を目指しているという事実と重なり、幼少期の純粋な好奇心がいかに大きな可能性を秘めているかを私たちに教えてくれます。この事例は、未来の研究者や科学者にとって、そして私たち社会全体にとって、探求することの喜びと価値を再認識させる貴重なメッセージと言えるでしょう。

参考文献