ウクライナ「ロシアの製油所にドローン攻撃」…停戦会談控え攻防続く


ブルームバーグ、AFP通信によると、ウクライナ軍はこの日の声明でロシア・サラトフ州にある製油所で爆発と火災が発生したと伝えた。

ロシアも被害の事実を一部認めた。

サラトフ州のブサルギン知事はこの日、テレグラムで、夜中にウクライナのドローン攻撃で複数のアパートと産業施設が損傷したと伝えた。産業施設の種類は特定しなかった。

またブサルギン知事は現地空港で一時的な運航遅延が発生し、ドローンの残骸が住宅街に落ちて少なくとも1人が死亡したと主張した。

ソーシャルメディアの映像には、産業団地とみられるところから黒い煙が広がる場面が見える。この映像に登場した場所がサラトフの衛星イメージと一致するという点は確認したが、撮影時点は確認できなかったと、ロイター通信は報じた。

ウクライナは今月に入ってロシア国内の軍事目標物や産業・エネルギー施設を相次いでドローンで攻撃している。前日にもロシアのベルゴロド州ボリソフ地域でウクライナのドローン攻撃で3人が死亡、2人が負傷した。

ロシア国防省は夜中にサラトフ地域の上空で8機、全国で121機のウクライナのドローンを撃墜したと明らかにした。ロシア側は防空部隊が撃墜したドローンの数だけを発表し、ウクライナが発射したドローンの数は公開しない。

トランプ米大統領がウクライナ停戦問題を議論するため15日に米アラスカでロシアのプーチン大統領と会談する予定の中、ロシアとウクライナの攻防は当分続くとみられる。

ロシアもこの日、ウクライナのザポロジエ、オデッサなどを空襲し、少なくとも5人が死亡したと、AFPが報じた。

またウクライナ軍は夜中にロシアが発射したドローン100機のうち70機を撃墜したと主張した。



Source link