人気YouTuberマリモ。が最高月収350万円を告白、高収入の裏に潜む「金欠」の現実

人気YouTuberマリモ。氏が、自身のチャンネルで過去最高月収が「350万円」であったことを明かし、インターネット上で大きな話題を呼んでいます。ダイエットや歌ネタで知られるチャンネル登録者数57.4万人のマリモ。氏は、その高額な収入の背景と、それにもかかわらず抱える金銭的な苦境の実情を語り、YouTuberの収益構造と現実について新たな視点を提供しました。

パソコンに向かう人物のイメージ:人気YouTuberの月収とその裏側パソコンに向かう人物のイメージ:人気YouTuberの月収とその裏側

最高月収350万円の現実と達成要因

マリモ。氏は動画内で、自身の最高月収が「350万円」に達したと率直に告白しました。この数字に対し、チャンネル登録者数57万人規模のYouTuberとしては「意外と少ないと感じる人が多いかもしれない」と、世間のYouTuberに対する一般的な収益イメージとのギャップに触れています。驚くべきは、この高額な月収が「毎日投稿」ではなく、「不定期投稿」のスタイルで達成されたという事実です。達成月の主な要因としては、動画の再生回数が顕著に伸びたことに加え、複数の企業案件(スポンサー契約)が重なったことが挙げられています。これは、YouTuberの収益が広告収入(AdSense)だけでなく、企業とのタイアップ案件に大きく依存する現代のクリエイターエコノミーの一端を示しています。

高収入にもかかわらず「金欠」の複雑な理由

多額の月収を得たにもかかわらず、マリモ。氏は「金ない」「ガチでない。嘘ついてない」と述べ、「口座に2桁万円しかない」という厳しい金銭状況を明かしました。世間にはYouTuberが活動を休止しても過去動画からの不労所得があるというイメージが根強いですが、マリモ。氏は「(過去動画からの収入は)微々たるものです」と、その実態を否定。金銭的な苦境に陥った背景には、2~3月に集中する多額の税金支払い、そして4月の引っ越しに伴う予想外の出費が影響しているといいます。特に、以前の住居に設置していた吸音材の撤去作業で壁紙などを損傷し、退去費が高額になったこと、さらに転居に伴い家具をすべて新品に買い替えたことが、出費を加速させた主な理由とのこと。自身でも「自業自得」と反省の弁を述べており、YouTuberとしての高収入と、それに伴う出費や税負担、生活費のバランスの難しさを浮き彫りにしています。

今回のマリモ。氏の告白は、人気YouTuberであっても収入が安定しているわけではなく、高額な収益の裏側には税金や経費、そして計画的な資産管理の重要性が存在するという、YouTuberという職業のリアルな側面を示しています。動画クリエイターとしての成功は華やかに見えますが、その維持には多くの課題が伴うことを改めて認識させられる事例と言えるでしょう。

参考文献