【ソウル時事】韓国の世論調査機関「韓国ギャラップ」は15日、日本の印象に関する調査結果を発表した。
「日本人に好感を持てる」と答えた人の割合は56%で、2022年の前回調査から10ポイント増えた。「好感を持てない」は26%だった。
10~20代の77%、30代の67%が「好感を持てる」と回答し、若年層で特に高い傾向が見られた。日本文化に自然に触れてきた若い世代を中心に、日本人とじかに接した経験を踏まえ、歴史など国家レベルの問題と切り離して見る人が多いもようだ。
日本という国への印象を尋ねた質問では、「好感を持てる」との回答が38%、「好感を持てない」が45%だった。日韓関係が悪化した19年調査では「好感を持てる」が12%にまで低下したが、大幅に改善した。
韓国ギャラップは、石破茂首相が歴史問題に対し「穏健な人物」であることや、両国の人的交流が進んだことが好感度上昇の要因になったと分析している。調査は12~14日に実施し、全国の18歳以上1007人から回答を得た。