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フランスのマクロン大統領は17日、ロシアが今後、ウクライナとの会談を拒否した場合、制裁など圧力を維持すべきだと訴えました。
マクロン大統領ら欧州各国の首脳とゼレンスキー大統領は17日、オンラインによる会議を行い、石破総理大臣も参加しました。マクロン氏はこの中で、プーチン大統領がウクライナも交えた会談に応じない場合、制裁などロシアへの圧力を維持すべきだと訴えました。
マクロン氏は会議後、「もし今、ロシアに対して弱さを見せれば、将来の紛争の土台を作ることになる」と述べ、ロシアに対し、厳しい姿勢で臨むことを強調しています。
ウクライナの和平交渉をめぐっては、18日にアメリカでトランプ大統領とゼレンスキー氏が会談を予定していて、マクロン氏ら欧州各国の首脳も同席する意向を表明しています。
同じく同席する予定のEU=ヨーロッパ連合のフォンデアライエン委員長は会見で、「国境は武力で変更されるべきではない」と強調しました。トランプ大統領は、ウクライナの領土の割譲を求めるプーチン氏の主張を支持したとされていて、欧州各国の首脳らは会談に同席することで、ゼレンスキー氏がトランプ氏から一方的に譲歩を求められる展開を阻止する狙いがあります。