人気歌い手luzさんが32歳で急逝、活動15周年ライブ直前の訃報に衝撃広がる

人気歌い手として幅広い世代に支持されたluz（ルス、本名：帯刀光司＝たてわき・こうじ）さんが、2025年8月19日に32歳で急逝したことが、20日、所属事務所の公式X（旧ツイッター）を通じて発表されました。あまりに突然の訃報は、ファンや関係者の間に大きな衝撃を与えています。

人気歌い手luzさんの公式プロフィール写真

luzさんの所属事務所であるESPERANZAの代表取締役・市橋秀幸氏名義で出された声明によると、「弊社所属のアーティストluz（本名：帯刀光司）が、2025年8月19日、急逝いたしました。あまりに突然の出来事に、関係者一同、深い悲しみに暮れております。生前に賜りましたご温情に心より感謝申し上げますとともに、謹んでお知らせ申し上げます」と綴られています。葬儀については、ご遺族の意向を尊重し、近親者のみで執り行われる予定であり、詳細の公表は差し控えられています。

luzさんは、2021年には4thアルバム「FAITH」を携えた全国7都市ツアーを成功させるなど、精力的に活動していました。しかし、2024年1月29日には薬物所持で逮捕され、翌30日には所属レーベルのポニーキャニオンが契約解除を発表。その後は復帰を目指し、再起の道を模索している最中でした。

活動15周年記念ライブを目前に控え

特に注目されていたのは、来たる8月31日に予定されていた活動15周年を記念する特別公演「luz ANNIVERSARY LIVE『XV（フィフティーン）』」でした。このライブに向けて、luzさんは7月7日に自身のXアカウントを通じて「15年分の感謝も、覚悟も、全部このライブに込めます」と、ライブへの強い意気込みを語っていました。奇しくも、この21日にはluzさんの活動15周年を迎える日でした。

直前のSNS投稿が示唆したもの

しかし、8月に入ってからluzさんのXへの投稿内容に異変が見られました。8月8日には「本当に全てに限界来てるいつこの呪いから解き放たれるんだろう光なんてもうとっくにないんだよ」という切実な内容を投稿しており、ファンからは心配の声が多数寄せられていました。今回の急逝は、この投稿が示唆していた状況と重なり、悲しみと戸惑いを一層深めています。luzさんの突然の死は、多くの人々に衝撃と深い悲しみをもたらし、その功績と共に記憶されることでしょう。