りんたろー。が語る「水の大量摂取」に専門家が水中毒の危険性指摘!正しい水分補給とは

お笑いコンビ「EXIT」のりんたろー。(39)が、20日放送のフジテレビ「ホンマでっか!?TV」に出演し、自身の水分摂取習慣について言及した際、専門家から「水中毒」の可能性を指摘され、注目を集めています。夏の健康維持には適切な水分補給が不可欠ですが、その方法を誤ると危険な状態に陥ることもあります。

りんたろー。の大量水分摂取に専門家が警鐘

番組は「夏の3大不調17の解消法SP」と題し、夏バテ、夏太り、不眠といった夏の体調不良について解説しました。その中で、「水は冷たいor常温どっちが正解?」という話題が取り上げられた際、りんたろー。は「僕、水を大量に飲むんですよ。3リッター、4リッター飲むんすけど…デメリットとかあるんですか?」と自身の習慣について質問しました。この問いに対し、疲労評論家で疲労&睡眠の名医である梶本修身氏は、水を大量に飲むことの潜在的な危険性について警鐘を鳴らしました。

EXITりんたろー。が「ホンマでっか!?TV」で水分摂取について語る様子EXITりんたろー。が「ホンマでっか!?TV」で水分摂取について語る様子

危険な「水中毒」とは?そのメカニズムを解説

梶本氏が指摘したのは「水中毒」という症状です。これは、大量の水を摂取することで体内の電解質バランスが崩れ、特にナトリウム濃度が著しく低下する「低ナトリウム血症」を引き起こす状態を指します。梶本氏は「脱水になるのが怖いからといって、ごくごく飲んでしまうと、ナトリウムが体の中でどんどん失われていく。結果として低ナトリウム血症が起き、脳浮腫といって脳がむくみ出す」と説明しました。脳がむくむと、意識障害やけいれん、重症の場合には命に関わることもあります。

夏の正しい水分補給法:水以外の選択肢

水中毒を防ぎ、健康的に水分を補給するためには、特に汗を大量にかく場面での飲み物に注意が必要です。梶本氏は「大事なのは、汗をかいた時は水ではなくて、スポーツドリンクとか経口補水液を摂るべき」と具体的なアドバイスを送りました。これらの飲料には、水分だけでなく、汗とともに失われるナトリウムなどの電解質が適切に含まれており、体内のバランスを保ちながら効率的に水分補給を行うことができます。

まとめ

りんたろー。の疑問から浮き彫りになった「水中毒」の危険性は、夏の水分補給において見過ごされがちな重要ポイントです。体が必要とする以上の純水を過剰に摂取することは、体内のナトリウム濃度を薄め、低ナトリウム血症や脳浮腫といった深刻な健康問題につながる可能性があります。特に高温多湿な日本の夏には、汗をかいた際に失われる電解質を補給するため、水だけでなくスポーツドリンクや経口補水液を適切に利用することが、安全で効果的な水分補給の鍵となります。専門家のアドバイスに従い、正しい知識で夏の健康を守りましょう。