グーグルに逮捕歴削除命令 札幌地裁初判決「公表されない利益優越」

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 インターネット検索サイト「グーグル」に自身の逮捕歴が表示され続けるのはプライバシーの侵害だとして、男性が検索結果の削除を求めた訴訟の判決で、札幌地裁は12日、米グーグルに一部の削除を命じた。男性が不起訴になったことなどを考慮し、「公表されない利益が表示維持を優越する」と判断した。検索結果の削除を認める司法判断は東京高裁が昨年、仮処分決定を出した例はあるが、判決では初めてとみられる。

 判決によると、男性は平成24年7月に強姦容疑で逮捕され、同10月に嫌疑不十分で不起訴となった。30年に削除を求めて提訴した。

 判決で高木勝己裁判長は、逮捕から7年がたった今も転勤先で逮捕について聞かれるなど、私生活上の現実的な不利益が大きく、検索結果を表示する社会的必要性を優越すると判断。訴訟でグーグル側は、不起訴となったことも表示していると主張したが、「閲覧者が実際には犯罪を行ったと思い、有罪との嫌疑を抱く可能性はなお高い」として退けた。米グーグルは取材にコメントを控えた。

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