米情報機関トップ解任　トランプ氏と見解対立か

米国防情報局のクルーズ長官＝３月２５日、米ワシントン（AFP時事）

　【ワシントン時事】ヘグセス米国防長官は22日、国防総省傘下の情報機関である国防情報局（DIA）のクルーズ長官を解任した。

　米メディアが報じた。6月に米軍が行ったイラン核施設への空爆に関し、「完全に破壊された」とするトランプ大統領の見解と対立する評価をDIAが下したため、トランプ氏の怒りを買ったという見方がある。

　トランプ氏は空爆直後から根拠を示さずに「施設の完全破壊」を主張した。しかし、CNNテレビなどによると、DIAは、イランの核兵器開発を数カ月遅らせただけだと分析した。