芸能界を引退し、公の場から姿を消した元SMAPの中居正広氏(53)。その隠遁生活は、友人と顔を合わせる機会も減り、相当な退屈が募っていると報じられています。しかし、この夏、彼には心を躍らせる一幕があったようです。世界的なニュースが飛び交う中、一人の元国民的スターの私生活にも、ささやかな希望と現実が交錯しています。
芸能界引退後の孤立した日々
女性トラブルを機に芸能界を去った中居正広氏。表舞台から身を引いてからの日々は、かつての華やかな生活とは一変し、隠遁を余儀なくされています。芸能関係者は、「引退後の引きこもり生活では友人と顔を合わせることも少なくなり、かなり退屈しているそうです」と彼の現状を明かします。趣味であるゴルフも「周りの目があるから行けなくてつまらない」と知人に漏らしたことがあるといい、その孤独と退屈は深刻なものと見受けられます。
芸能界引退後、公の場から遠ざかっている中居正広氏の様子。メディアが報じた「体調不良説」と関連する、やや痩せた表情が見て取れる写真。
母校・平塚学園の快進撃に胸を熱くする中居氏
そんな中居氏の退屈な日々に、一筋の光を差し込んだのが高校野球でした。彼はプロ野球だけでなく高校野球にも造詣が深く、過去には単独で甲子園を訪れ観戦した経験もあるほど。今年の夏の甲子園を巡る熱戦の中でも、特に中居氏の心を熱くさせたのは、彼自身の母校である神奈川県の平塚学園高等学校の活躍でした。
平塚学園は、この夏、神奈川大会に出場し、準々決勝で夏の甲子園優勝経験が6回もある強豪・横浜高校と対戦しました。その試合は、9回ツーアウトまで平塚学園がリードするという、息をのむような大熱戦となったのです。中居氏は高校1年時に平塚学園に在籍しており、わずか1年ほどで芸能活動のため都内の高校に転校したものの、地元への強い思い入れは今も変わらないといいます。母校の快進撃に「本当は球場で観戦したかった」と語るほど興奮していたものの、さすがに人目を憚り、直接応援に行くことは叶わなかったようです。結果的に平塚学園は土壇場で横浜高校に逆転負けを喫しましたが、母校の球児たちの健闘に中居氏も深く感動し、熱くなったと報じられています。
《ひま、ひま、ひま》メッセージと「体調不良説」の真相
最近、仕事関係者への返信が滞るなどして「体調不良説」が浮上していた中居氏。しかし、実際には体調が回復した後も、親しい友人に対しLINEで二度にわたって「《ひま、ひま、ひま》」とメッセージを送っていたといいます。趣味のゴルフも世間の目を気にして行けず、夏の楽しみであった高校野球の甲子園も閉幕し、再び彼の生活は空虚な日常へと戻ってしまったようです。
中居正広氏の隠遁生活は、多くの人々に愛された国民的スターが直面する現実の厳しさを浮き彫りにしています。公の場から姿を消した彼が、再び心躍る日々を取り戻す日は来るのでしょうか。彼の今後の動向は、引き続き注視されることでしょう。