Emma Farge
[ジュネーブ 28日 ロイター] – 国連人権高等弁務官事務所の数百人の職員が、トゥルク人権高等弁務官に書簡を送り、パレスチナ自治区ガザでの戦争をジェノサイド(大量虐殺)と明確に表現するよう求めた。
ロイターが入手した書簡で判明した。書簡は27日に送られ、500人以上の職員を代表して職員委員会が署名している。
職員は、イスラエルとイスラム組織ハマスによる約2年にわたるガザでの戦争を巡り、規模や範囲、暴力行為の質から見てジェノサイドの法的基準は満たされていると指摘。
「OHCHR(国連人権高等弁務官事務所)には、ジェノサイド行為を糾弾する強い法的・道義的責任がある」と主張。トゥルク氏に対して「明確かつ公的な立場」を取るよう求め、「展開中のジェノサイドを糾弾しないことは、国連と人権システムそのものの信頼性を損なうことになる」などと訴えた。
イスラエル外務省は「誤りかつ根拠がなく、イスラエルへの病的な憎悪にとらわれているとしても」、国連職員の内部の書簡には反応しないとした。イスラエルはこれまで、自衛権を理由に、ガザでの大量虐殺の非難を否定している。