ラオスやミャンマーで、18歳未満の女性とわいせつな行為をする動画を撮影したなどとして、2人の日本人が逮捕された。子供を性的に搾取する者の多さは、米国務省が「日本人男性はセックス・ツーリズムの大きな根源だ」と名指しするほどだ。
「子供を買う男」が蔓延する国
駐ラオス日本大使館と外務省は今年の6月、ラオスで「児童から性を買う行為をしないよう日本人男性に警告するという、異例なほど直接的な勧告を出した」とオンラインメディア「カンバセーション」は報じ、次のように続ける。
「この声明は単なる法的警告にとどまらず、特に東南アジアにおける児童を対象としたセックスツーリズムに日本人男性が関与している事実を公に認めた、稀有な声明でもあった」
アジアにおける性の売買はいまに始まったことではない。カンバセーションによれば、日本が海外での売春に関与するようになったのは明治時代からだ。当時は農村地帯出身の若い女性たちが、性産業に就くために東南アジアへ渡った。
だが20世紀後半になり、景気が向上した日本から、今度は裕福な男性たちが「現地の女性たちを買う側」として東南アジアへ行くようになる。カンバセーションは次のように解説する。
「2000年代頃、状況は再び変わった。経済発展を遂げた韓国の男性たちも日本人男性たちと同じルートを辿り、東南アジアへ、そして後にロシアやウズベキスタンといった国々へ(セックスツーリズムとして)旅するようになった」
いまでは、東南アジアや太平洋諸島、さらにはモンゴルで子供を「性的に購入する者として台頭している」のは、日本と韓国の男性たちだという。
COURRiER Japon






