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北朝鮮の金正恩総書記は、ロシアに派遣され戦死した兵士の遺族を慰労する式典を開き、兵士らをたたえました。
北朝鮮メディアによりますと、金総書記は29日に行われた式典で涙ながらに演説し、「遺族を思うと気持ちが休まらず、仕事が手につかない」と沈痛な胸中を明らかにしました。また、戦死した兵士らについては、「祖国の命令を受けて、死を恐れず突撃した英雄だ」とたたえました。
遺族には平壌に新たな住宅を建設し、生活を支えていくとしていて、遺族を厚遇することで国民に寄り添う姿勢を強調する狙いがあるとみられます。
金総書記は、中国が来月3日に行う軍事パレードにあわせて北京を訪れる予定で、ロシア側によると、プーチン大統領と金総書記の首脳会談も検討されているということです。