Brave group、21億円の純損失を計上:グローバル投資が業績を圧迫

VTuberグループ「ぶいすぽっ!」を運営するBrave groupは、第7期決算公告(2023年10月1日~2024年9月30日)で約21億円の純損失を計上しました。前期約8億円からの大幅な赤字拡大ですが、これは積極的なグローバル展開と大規模な事業買収(M&A)に向けた「先行投資」の結果と見られています。

戦略的グローバル投資と資金調達の背景

Brave groupの約21億円の純損失は、2023年から2024年にかけて行った海外事業拡大が主な要因です。世界4か国5拠点に現地法人を設立し、英語圏VTuber事務所「idol」を買収するなど、グローバル展開へ大胆な投資を実施。これらのコストが一時的に業績を圧迫しました。一方で総資産は約42億円に増加し、2024年には三井不動産とテレビ朝日ホールディングスから35億円(累計62億円)を調達。この資金を背景に、米国、欧州、中国、タイ、韓国へ拠点を広げ、「idol」買収のほか、2025年7月には韓国最大級のVTuberプロダクション「StelLive」と経営統合。さらにトレーディングカードゲーム『Xross Stars』をローンチするなど、オンライン・リアル融合の新ブランド戦略も推進しています。今回の赤字は、グローバルIP事業の長期的な成長基盤を築くための戦略的先行投資と捉えられています。

VTuberグループ「ぶいすぽっ!」のロゴとキャラクター、Brave groupの主力事業を象徴VTuberグループ「ぶいすぽっ!」のロゴとキャラクター、Brave groupの主力事業を象徴

Brave groupの決算は、戦略的なグローバル投資に伴う短期的な損失を示すものの、豊富な資金力と大胆な事業展開で、VTuber業界における国際的な地位を確立し、持続的な成長基盤を構築する段階にあると評価できます。

Tài liệu tham khảo:
[Source link] https://news.yahoo.co.jp/articles/669d944e66ddac6a711ec17fc7b03d7e18709271