2025年11月20日、ラオスを公式訪問中の天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが、世界遺産の古都ルアンパバーンにあるシェントーン寺院を訪問されました。この歴史的な訪問中、愛子さまは移動時と公式行事で異なる印象的なファッションを披露され、その優雅な装いが注目を集めています。今回の記事では、愛子さまがラオスで着用された二つのスタイルに焦点を当て、その魅力と背景を深掘りします。
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま
ルアンパバーンへの移動で見せた「コバルトブルー」のパンツスーツ
ルアンパバーンへ向かうため、愛子さまは首都ビエンチャン駅から高速列車に乗車されました。この際、これまでの淡いブルーのセットアップとは一転、深みのあるコバルトブルーのパンツスーツをお召しになり、洗練された印象を与えました。存在感のあるコバルトブルーは大人の品格を漂わせ、パンツスーツの仕立てと相まって、どこかメンズライクな雰囲気を醸し出していました。また、ジャケットの襟元には下襟の先が斜め上に向かう個性的な「ピークド・ラペル・カラー」が採用されており、フォーマルな場面にふさわしい華やかさを添えていました。ルアンパバーン到着後、愛子さまはハンサムな装いから、現地の文化に溶け込む愛らしい民族衣装へと着替えられました。
国賓を魅了した「ピンクの民族衣装」とその意味
国立博物館とシェントーン寺院を訪れた愛子さまは、ラオス国家副主席から贈られたという、鮮やかな民族衣装を身につけられました。同月18日にも別の民族衣装を着用されていましたが、この日は特にピンクの上着にディープパープルのスカートと肩掛けの組み合わせが、その場に集まった人々の目を引きました。SNS上では「ピンクがとてもお似合い」「ピンクと紫の民族衣装、素敵」といった絶賛の声が多数寄せられ、その着こなしは大きな話題となりました。
ピンクは、愛子さまが公務の際にもよく選ばれる“定番色”として知られています。このピンクに、高貴さの象徴である紫を合わせることで、色彩にメリハリが生まれ、親しみやすさと同時に上品さを兼ね備えた絶妙なバランスが表現されていました。愛子さまが自身の「定番色」をラオスで意識されていたかは定かではありませんが、この配色が自然と海外の人々にも受け入れられ、愛子さまの優しい微笑みと素敵なプレゼントが、ラオスとの国際交流を一層深めたことは間違いありません。
愛子さまのラオス公式訪問は、そのお召し物一つ一つが、両国の文化交流を象徴する重要な要素となりました。移動時の知的で洗練されたコバルトブルーのパンツスーツ、そして訪問先の文化に敬意を表した愛らしいピンクの民族衣装。これらを通じて、愛子さまは国際親善の場において、常に洗練されたご自身のスタイルを確立されていることを示しました。





