現在放送中の日本テレビ系『24時間テレビ』が大きな反響を呼んでいます。今年のテーマは「あなたのことを教えて」。総合司会は昨年に引き続き、くりぃむしちゅーの上田晋也さん、元日本テレビアナウンサーの羽鳥慎一さん、日本テレビアナウンサーの水卜麻美さんが務めます。特に注目すべきは、旧ジャニーズ事務所系のタレントたちがメインキャストに復帰した点と、チャリティーランナーを務めるSUPER EIGHTの横山裕さんの物語が視聴者の心に深く響いていることです。
旧ジャニーズ事務所系タレントの復帰:番組の変化と背景
昨年度の『24時間テレビ』では、故ジャニー喜多川氏の性加害問題が大きくクローズアップされた影響で、これまで常連出演者だった旧ジャニーズ事務所所属のタレントがメインから外されていました。しかし今年は大きな変化が見られます。人気グループKing & Princeの髙橋海人さんと永瀬廉さんがチャリティーパートナーを務め、SUPER EIGHTの横山裕さんがチャリティーランナーに抜擢。髙橋さんは体調不良により急遽出演キャンセルとなりましたが、代わりにTravis Japanの松田元太さんがピンチヒッターとしてダンス企画に参加するなど、旧ジャニーズ系タレントの存在感が番組に再び活気をもたらしています。
「24時間テレビ」チャリティーパートナーを務めるKing & Princeの髙橋海人。体調不良により出演キャンセルが発表された際の疲労困憊した様子。
チャリティーランナー横山裕が示す「共感」:昨年度との対比
今年のチャリティーマラソンランナーである横山裕さんへの好評価は、SNS、特にX(旧Twitter)上で数多く見られます。「去年のやす子さんの不幸の押し売りとは違って横山君は偉いよね!」「走る理由を知った時には、もうそれだけで感動です」といった声が寄せられています。この反響の背景には、昨年度のランナーやす子さんに対する一部批判がありました。放送作家は、やす子さんのマラソンコースが台風接近により急遽変更され「拷問なのでは」との批判が出たこと、さらに複雑な家庭環境や施設での生活といった不幸な生い立ちが強調されたことで「悲壮感」が漂ってしまったと分析しています。これに対し、横山さんの姿は異なる印象を与えているようです。
横山裕の激動の生い立ち:明るさの裏に隠された真実
横山裕さんもまた、やす子さんと同様に波乱万丈な半生を送ってきました。実の父親の顔を知らず、義父と実母の間に生まれた2人の弟を養うため、中学卒業後には芸能活動と並行して建設会社で働いていました。さらに母親が病気にかかり、弟2人は一時的に養護施設に入らざるを得ない状況に。この母親も若くして他界しています。激動の人生でありながら、横山さんの明るく前向きなキャラクターが「不幸の押し売り」とは感じさせず、視聴者に強い共感を呼んでいます。X上では「手放しで24時間テレビ良いですねとは言えないけど、横山裕さんのVTRがあまりにグッときたので募金」といった投稿も見られ、番組の「アンチ」と公言する層の心まで動かすほどのインパクトを与えています。
結論
今年の『24時間テレビ』は、旧ジャニーズ事務所系タレントの本格的な復帰と、チャリティーランナー横山裕さんの飾らない人柄と激動の半生が、視聴者に深い感動と共感を呼び、大きな成功を収めていると言えるでしょう。特に横山さんの存在は、単なるチャリティー企画を超え、多くの人々に勇気と希望を与えるきっかけとなっています。