米ミズーリ州の大型スーパー「コストコ」の駐車場で、一人の少年が光り輝くダイヤモンドの指輪を発見しました。この10歳の少年とその家族が示した誠実な行動は、米国中で大きな称賛を集め、SNS上でも感動の波を広げています。これは単なる落とし物が見つかったという話に留まらず、人間が持つ純粋な善意と、それが人々に与える温かさを示す心温まるニュースです。
コストコの駐車場で発見されたダイヤモンドリングのイメージ写真
きっかけは「キラキラ光るもの」:10歳カルくんの発見
地元テレビ局KDSKの報道によると、出来事は8月23日朝、「コストコ マンチェスター倉庫店」の駐車場で起こりました。父親と共に訪れていた10歳のカル・ブランクくんは、日頃からコインや石のコレクションを愛する少年。この日もいつものように駐車場で地面を見ていると、“キラキラと光るもの”を発見しました。ポケットに入れると「どうしてこんなに重いの?」と驚き、「うわぁ、ポケットがたれ下がってる……」とその重さに目を丸くしたといいます。自宅に持ち帰って母親のケリーさんに見せたところ、ケリーさんはその美しさに目を奪われ、「これは持ち主がひどく悲しんでいるに違いない」と感じました。
50年間大切にされた結婚指輪の行方
このダイヤモンドリングの持ち主は、メイ・プラッツェルさんでした。メイさんは最近手術を受け、体重が減ったことで、以前はぴったりだった指輪が緩くなっていました。スーパーのカートを返却する際に、指からするりと抜け落ちてしまったのです。この指輪は、メイさんが50年間大切にしてきた結婚指輪であり、その紛失は大きな心の痛みとなっていました。ケリーさんは、カルくんが見つけた指輪についてすぐにコストコに連絡。幸いにも、メイさんも既に指輪の紛失を通報しており、情報が一致。後日、無事に指輪が持ち主の元へ返されることになりました。
少年からの手紙と感謝の対面
指輪が返される際、カルくんは自らダイヤモンドを丁寧に磨き上げ、特別な箱に収めて手渡しました。さらに、「きれいでキラキラしていたから、本当はとっておきたかった」という素直な気持ちと、「指輪を取り戻したいま、気持ちを楽にしてほしい」という持ち主への思いを綴った手紙を添えました。指輪はコストコの店舗を介してメイさんの元へ無事に戻りましたが、後日、両家族は直接対面することになりました。メイさんはカルくんに直接お礼を伝え、「この子は特別な子。あなたたち(両親)は誇りに思って」と、深く感動した様子で語りました。
米国SNSが称賛:心温まる物語
この心温まる物語は、SNS上で大きな反響を呼びました。「彼は正しいことをした。きっとすばらしい両親に育てられているんだろう」「涙が止まりません。なんて素敵な話なの」「おばあちゃん、今年の冬は彼にとっておきのプレゼントを贈ってあげてほしい」といったコメントが多数寄せられ、カルくんとその家族の誠実な行動が広く称賛されました。単なる物の返還に終わらない、思いやりのある行動が、多くの人々の心に感動と共感を与えた出来事として記憶されるでしょう。
参考文献
- BuzzFeed Japan (2025年8月31日). 「コストコ駐車場でダイヤモンド指輪見つけた10歳少年。親子の行動に「涙が止まらない」と称賛」. https://news.yahoo.co.jp/articles/f3c5beb055e7f600a64bf1238ddb14b33f9fdbb3